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テンションの上がらない日

私の心は静かで落ち着いている。
今日から愛想笑いをやめたのだ。
やめる!と決めたけれど、職場には私一人で、事務作業をするだけの仕事なので愛想笑いをする相手はいない。

別部署の同僚が私のデスクに顔を出す。
この同僚とやっている仕事があるのだが、こいつの仕事はまったく進んでいなかった。

全然進んでなくてすいません、と言われた。
わざわざいいよ〜そんなの
と言った。
さっそく愛想笑いをした。

なんで一日時間があったのに進んでいないのか、実は忙しい仕事があったのかもしれない、それともただサボっていただけかもしれない、色々考えられるがどーでもよい。進んでいない理由に興味はない。

大事なのは私がやる仕事があるってことだ。
仕事がないのが一番つらい。
役立たず、と言われている気持ちになる。
そんなこと誰も言ってない、むしろ私の仕事が早いから仕事がなくなっているだけだ。
なのに自分の中から役立たずの声が聞こえてくるのはなぜ?


たった今あまりよく知らない同僚と全く盛り上がらない会話をしたところ。
わたしは無理矢理笑っていたかもしれない。
愛想笑いをやめるのは難しい。
社会人の仮面と共に張り付いている。
わたしの愛想笑い。

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