見出し画像

私たちの中の「2%のネアンデルタール人」

その昔、たくさんの人類が生まれ、消えていったそうです。

今地球上に生きている私たちは、全員「ホモ・サピエンス」という種類の人類。ホモ・サピエンスと重なる時代に生きていた「ネアンデルタール人」という名の人類は、残念ながら絶滅してしまったそうです。

が!!!なんと〜。

現在の人類の中には、約2%のネアンデルタール人の遺伝子が入っているそうです。ネアンデルタール人と全く接触のなかったアフリカ中〜南部でずっと生きてきた人たちを除くそうですが、例えばアジア人は間違いなく「2%のネアンデルタール人」を自分の中に持っているのです。

この遺伝子は、ヨーロッパ系のウィルスへの免疫を強くしたりしてくれているそうですよ!!

ネアンデルタール人が滅亡した理由は、家族以上の大きいグループを作る能力がなかったことが一因らしいです。それは、言語能力があまり発達していなかったことと関係があるそう。

一方、ホモ・サピエンスは、言語を発達させ、そのおかげで大きい集団を作って維持するコミュニケーション能力も発達した。そして、数を増やし、繁栄した。

小さな家族単位で暮らす以上のことはできないネアンデルタール人。知恵力はサピエンスに劣らないところがあり、体格は彼らの方がよかったけれど、最期はひっそりと消えていく運命をたどった。

だけど、ほんのわずか、サピエンスと共に生きたネアンデルタールがいたのか、遺伝子を今に残している。どうしてそうなったのか、それはわからないけれど、自分の中の「2%のネアンデルタール人」を思うと、しみじみするのでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?