(受験体験記)May 24 , 2021

別のところで依頼があったので、こちらにも掲載しておこうと思います。(合格してから色々と考えることが余計に増えてしまい、若干迷走気味になっている感もあるなぁ・・・いつまで迷走すれば気が済むのだろうか・・・。気持ち編も今度気が向いたらまとめておこう)

ーーーーー

①苦しかったこと
1番は、育児・家事・仕事との両立です。オンラインLLMを修了して4年くらい、夜に勉強したりしなかったりという生活をだらだらと続けていましたが、先が見えなかったため、ラストスパートの数ヶ月は思い切って専業受験生となりました(それでも土日は躊躇いがあり家族の時間にあてることが多かったです)

また私は日本の資格を持っていないため、勉強の勘所がないというのは他の先生方より若干のビハインドがあったかもしれません。その点については問題演習の数をこなすことを意識して法律の感覚もつけていきました。

②オンライン試験
・試験ソフトUI:MBEは比較的良いのかなと思います。ただEssayは見づらいので慣れる必要があるのと、何より大量の文章を読むPTがPC上だけだとやり辛いので、適宜手書きや解答用紙上にメモを取るなどをお勧めします。
PTについては、ハイライト機能をミスしてしまい、問題本文全てピンクにハイライトしてしまうミスをやらかしてしまったため、普段タッチパッドのみ使用している方も、マウスを使うことを検討しても良さそうです(受験前にソフトに触れます)。

・深夜受験:土曜日の昼から(寝れなくても)ベッドの上にはいるようにしました。米国時間の夜はカーテンも閉め、外にも出ないようにしました(家族に協力を仰ぎました)。

③合格の秘訣3つ
1.準備不足と分かっていても2020年10月のオンライン試験を受けたこと
去年初のオンライン実施が決まり、渡航費や滞在費が浮くので、ほぼ確実に厳しいと思いながらも受験しました。そこで不合格ながら2nd readに乗る点数だったことで少し自信はついたものの、予想以上に論述ができておらず、次の回に向けて論述の勉強の比重を増やしたり、ほぼ未対策だったPTにも取り組みました(当初PTは無勉強で乗り切るつもりでした・・・)。模試等で客観的に実力を図ることができないため、10月に受けて勉強の比重や戦略を練り直せたのは大きかったと思います。

2.Essayの自分の弱点を見極める
英語力なのか、分析力なのか、論点抽出なのかなどによって対策方法が変わると思います。私は10月の試験で大きな論点を落とすこともあったため、issue-spottingに重きを当てました。逆に論点さえ出されば分量を書くことは比較的得意だったため、2月試験用にEssayを丸々一つ仕上げたことは一度もなく(賛否両論あると思いますのであくまで私の方法です)、ひたすらissue-spottingとアウトラインを書いて、予備校の本掲載の過去問と直近の過去問を繰り返しました。

3.MBEは死守
主にAdaptibarを使い、半年間で延べ6000問くらい解きました(日本の先生方はここまでは不要と思います・・・)。結果、日々80%後半くらいの正答率をキープできたのと、憲法・証拠法・不法行為法は90%〜ほぼ満点を取れるまでになりました。加えてEmannuelの本に、各科目毎の体系的な解き方が載っているので、2ヶ月前くらいにそれも目を通しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?