合格発表から早１ヶ月弱経ってしまった。MPREの勉強を少しだけやったり、勉強を気にせず仕事に時間を割ける嬉しさを感じたり、基本的には比較的ゆっくりして過ごした。少しでも疲れたらごろごろ・・・。ほぼ家にいたからか、確実に体力が落ちて、疲れやすくなってしまった。

最近今後のキャリアについて考えているが、切っても切れない色んな問題が出てきて正直滅入ることもある。が、この１週間、自分の職歴や考えを近い人や初対面の人にも聞いてもらって、方向性が言語化できた。２、３あるので揺れるが。

ところで。とある記事に「過去を振り返って自分を探すのも良いが、それだといつまでもしがらみに囚われ続ける。今感じていることを大切に、自分に素直に本当に行きたい道を行けばいい」という趣旨の文言を見つけて、妙に背中を押された気分になった。私は自分自身の過去は比較的に大事にしている。なので、過去（から現在に至るまで）関わってくれた人との関係は最重要視している。もちろん現在がまあまあ充実しているから、その現在によって過去を解釈している部分はあるだろう。トラウマになるような辛い出来事もあったが、今はそれも含めて（その時の人には会いたくないが）自分という人間が少し好きになれた。

そのきっかけの一つに、今回の弁護士登録にあたってのバックグラウンドチェックがある。合計10名くらいに、推薦人的なポジションで名前などを拝借しなければならない。しかも親族以外で。昔の上司や20年以上の付き合いの親友から、直近一緒に働いていた元同僚たちにもお願いしたが、「声をかけてくれて光栄」と逆に言ってもらえることが多くて、もしかしたら合格したときより嬉しかったかもしれない。そう言ってもらえた時、自分の過去は間違ってなかったのかなと思うことができた。上記で書いた「過去を振り返って〜」とは一見矛盾するように思うが、私の中では両立している。過去がとても大事だから、もっと大事にするために、その過去の殻から出ることもあるだろう。（「ずっと好きでいたいから別れよう」的なのと似てるな、その経験はないが）

ただ、人間関係を最重要視するということは、恐らく他の何かを失うということでもあるかもしれない。それでも私はこのスタンスを変えないのだろうと思う。受験と就活と色々通して、ほぼ生まれて初めて自己分析を冷静にしたかもしれない。まぁ、自己分析したところでそれを現実世界に当てはめ直した時、結局キャリア迷子は続きそうなのだった。