6月2日、3日と荒川区にある素盞雄神社で天王祭があったので見に行きました。私はこの神社が一番好きなんです。

以前はこの素盞雄神社の近くに職場があったので、毎日のように神社を通って通勤していましたが、今は年に数回参拝するだけとなりました。しかし、天王祭は都合が合えば必ず行くようにしています。

なぜなら天王祭こそ素盞雄大神のご利益を一番近くで感じられるからです。

スサノオという神のご利益をネットで調べてみると、厄除け、縁結び、開運などと出ていました。私もこの神社をキッカケに開運したと思うのでご利益がある神社だと感じています。今の会社との出会いも、それに伴う人とのご縁も、山登りとの出会いも、自分で整体を始めるきっかけも、全てこの神社です。

なぜこの神社がキッカケと言い切れるのかというと、全てがこの神社の氏子もしくは氏子関係者との出会いによるものだからです。スサノオという神はもちろんパワーがある神なんだと思います。しかし、本当にパワーがあるのは困っていた素盞雄大神を助けたと言われる【蘇民将来】（←名前です）とその子孫だと思うんです。

今でも氏子たちは【蘇民将来子孫也】（私たちは蘇民将来の子孫です）という言葉をとても大切にしています。蘇民将来は素盞雄大神を助け、素盞雄大神は蘇民将来の子孫をこの先もずっと助ける、お互い助け合うために出来たのが荒川区の素盞雄神社です。

お互い助け合っていることが一番分かるのが【天王祭】です。
【蘇民将来子孫也】と刻まれた神輿を担ぐために、たくさんの氏子たちが集まります。二天棒の本社神輿は重さが１トン以上あり、それを左右にバタンバタンと倒すという独特の担ぎ方なので、練習をしないと担ぐことが出来ません。

その独特な担ぎ方が現在も受け継がれているのは、素盞雄大神と氏子のお互いの信頼関係があるからこそだと思います。
大きく揺れる御神輿とそれを担ぐ皆さんが盛り上がっているのをみると、見えない存在の神と現実が融合している不思議な感覚になります。

⭐️神と人間が一緒になって大きなパワーを生み出す

これこそが素盞雄神社の素盞雄大神の本当のご利益なんだと感じます。
古事記の中でもスサノオさんが特に家族を大切にしているように、天王祭は蘇民将来の子孫である氏子が大切で仕方ないという想いを感じます。

ご利益があるから神社やパワースポットに行くのもいいけど、その神社にいる神様が一番大切にしているものを考えるとあっという間に開運しちゃうかもしれまんよ。