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国際協力を追求した先に見えたもの。

国際協力との出会い

高校生の頃に国際協力という世界に飛び込み、大学で国際開発を勉強していた。きっかけは高校の授業で見たドキュメンタリー映像。
小さい頃からボーイスカウト活動をしており、いろんな国の人と出会ってきた。でもその友達の国の背景なんてなにも知らなかった。日本人として生まれて、当たり前のような平和な毎日を過ごしてるけど、世界では今も苦しんでる人がたくさんいる。そんな現実を知った時、平和ぼけしてる自分が嫌になり、その日にボランティア団体をググって面接を受けた。その時の行動は今でも活動の基盤となっていたりもする。

持続可能な支援→ソーシャルビジネスへの気持ちの変化

「持続可能な支援」について勉強してた時、カンボジアに訪問し、「ソーシャルビジネス」に出会った。
当時、カンボジアの日系企業進出数は100社。となりのタイは8000社とも言われていた。また歴史的背景から考えてもカンボジアが自国の力だけで発展していくことに限界があると感じた。
当時の研究テーマは「1日2ドル以下で生活するBOP層の生活の質の向上」。カンボジアという国に当てはめて考えた時に、BOP層の前に、TOP層MOP層を教育しなければこの国は変わらないんじゃないかな?って思った。
初等教育ではなく、教育をすでに終えた大人に対したキャリア教育に関心を持ち、将来はカンボジアの教育・人材分野で貢献したいと思ったのが21才の夏だった。

当時の私は、恥ずかしくも「ビジネス=金儲け」というイメージが強く、社会課題を解決できる1つのツールと考えたこともなかった。
そして将来は「社会に貢献できる人になりたい」と幼い頃から漠然と思っていた。就職活動をしている時、そんな想いを伝えてみたものの、多くの会社で「社会はそんな甘くないんだよ」と言われた。
恐らくこのギャップで悩んでいるミレニアム世代って多いんじゃないかと思う。社会人になった今、甘くないといった人事の方々の気持ちも少しわかる。でも世の中のビジネスの多くは社会の不を解決するためのビジネスだったりもするし、だからこそ今も続いてるビジネスはたくさんある。だから、当時の悩んでいる自分に声をかけてあげるとしたら「考え方を変えてみな」と言うと思う。そして自分と同じように悩んでいる大学生がいるならば、「想いを大切にしてみな」と声をかけてあげたい。
「ソーシャルビジネス」と謳っている会社は少ないけど、本質的にはソーシャルなマインドを持っている会社やその中で働く人はたくさんいるから。

なぜ起業したのか

私は今年起業した。カンボジアと東京で。
よく「昔から起業したいと思っていたんですか?」と言われる。でも全く思ってなかった。起業を意識したきっかけは、入社した会社の代表に「起業は1つの手段だ、やりたいことを叶える時、起業と手段が一番ゴールに近い可能性は高いからチャレンジしてみなさい」と1年目の頃に声をかけて頂いたこと。
そこから、自然と「自分の目標に対してどういう手段で達成すべきなのか」を考えるようになった。そして結果的に「起業」という選択がベストなんじゃないかと思った。というか起業しかなかったに近しいかもしれない。
そして私は自分で「ソーシャルビジネス」とも「社会起業家」とも言っていない。それは、まだなにも成し遂げていないからかもしれないが、新卒で入社した会社が1万人もいる大きな規模で社会課題を解決し続けていたにも関わらず、「ソーシャルビジネス」という言葉を一切使っていなかったことが影響しているのだと思う。
それでも今も私は「カンボジアの働くと教育の分野で貢献したい」と思って事業を行なっているし、「あらゆる社会課題をビジネスとして解決できる会社でありたい」と思っている。

国際協力の先にある思想ってきっと「困ってる人の役に立ちたい」なのではないかと思う。そう考えれば、貧困層にこだわる必要がなかった。ただ、いつか会社が大きくなった時にこの分野にチャレンジしたい。

だいぶ端折っちゃったけど、国際協力や社会貢献を仕事にしたいと思ってる人の考え方の参考になればなぁと思います。いつでも話しますので悩んでいる方いたらご連絡ください。
そして、ソーシャルビジネスに興味ある人に向けたツアーを作っています。
(もうすぐ公開できる・・はず)ご興味ある方いたら@hshioi0416までDMください^^!

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