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【2020東京五輪】徳島県×カンボジア

【徳島×カンボジア】ホストタウン交流イベント

2020東京五輪ですね。オリンピックの時には各国のホストタウンがあります。そしてカンボジアのホストタウンは徳島県。
ということで徳島県とソカカンボジア合同イベント@渋谷を開催させていただきました。

当日はカンボジア留学生、カンボジア大使館、徳島商業高校の生徒と先生、徳島県ホストタウン担当、内閣官房オリパラ担当、カンボジアオリンピック委員会、そしてカンボジアラバーなみなさまにお越しいただきました。

その土地の食や文化で、国籍、世代、立場を越えていろんな人を繋げていくことができます。東京五輪を機に、徳島とカンボジアの繋がりがより深いものに微力ながらサポートしていきたいと思います。

なぜ徳島がホストタウンなのか。

なんで「徳島とカンボジア?」と思う人もたくさんいるのではないでしょうか。「プノンペンと姉妹都市を結んでいる北九州じゃないの??」って思った人も多くはないのではないでしょうか。
ポルポト時代に処刑所で奇跡の生還を果たしたコン・ボーンさんが設立したカンボジア日本友好学園はご存知でしょうか。
友好学園はコン・ボーンさんが難民で日本にいらっしゃったご縁から日本のNGOや民間企業などの支援を受け運営していた、カンボジア最貧地域プレイベン州にある中高一貫校です。
しかし、2011年の東北の震災が起きたとき、支援額が減り、支援に頼るのも限界があることに気づいたそうです。
そんな話を聞いて動き始めたのが徳島商業高校です。
そこから友好学園と徳島商業高校の学生の交流が始まり、ソーシャルビジネスを通して学校を運営しようという思いから、両国の高校生による「おみやげ開発プロジェクト」がはじまりました。
おみやげ開発プロジェクトfacebook
【草の根事業】徳島とカンボジアの高校生による共同開発商品
徳島県の職人さんにも多数ご協力いただきながら、どういうものがお土産に適し、実際作っていけるのか数年間かけて考えていったそうです。
そしてやっとヤシ砂糖を使ったアイスクリームが商品化され、最近工場も完成し、いよいよ市場でも販売されることになるようです。
震災からもうすぐ8年。長年かけて構築してきた絆が徳島県とカンボジアにはあるのです。
そして両国の高校生が考えて築き上げたこのプロジェクトは本当に素晴らしく、また彼女たちはとても優秀な高校生です。内閣総理大臣賞を史上初高校生で受賞したのもこのプロジェクトです。

私たちと徳島県との繋がり

私が2016年に立ち上げた一般社団法人SokhaCambodiaはカンボジアと日本を繋ぐことまた、留学生のサポートを中心に活動してきました。メンバーは全員同じ人材会社の仲間でカンボジア大好きなメンバーが複業として活動しています。
私たちの前身は人材会社の中で立ち上げた「カンボジア部」という謎の組織。会社の会議室を使って、カンボジアイベントを毎月実施していました。
2回目のイベントが友好学園のおみやげ開発プロジェクトのドキュメンタリーの上映会だったのです。そのご縁から、私たちはイベント収益を友好学園に寄付させて頂いていました。なので私自身も何度も友好学園現地にも訪問しておりました。
そして今年、徳島商業高校の先生とカンボジアでお会いする機会に恵まれ、「なにか一緒にできたらいいですね!」と東京側のメンバーにバトンタッチしたところからはじまりました。
私が知らない間に後輩たちが頑張ってくれて、今年の阿波踊りにカンボジア人留学生メンバーを連れて、徳島県に訪問してきました。

阿波おどり民泊が紡ぐ、カンボジアと徳島の絆。民泊による「国際交流×地方創生」

そこから私たちと徳島県の絆も少しずつ強くなり、今回のイベントに至りました。

新生Sokha Cambodia

今回は私にとって久しぶりのイベント。そして運営側じゃなくてお客さんとしては初めて。私がカンボジアに行く時、悔しくも「あなたのいない団体は存続できるのか?」と何人もの人に言われました。会社も団体も創業者がいなくなったら、崩れることも多い。そして私たちの場合、一番カンボジアに対しての思い入れが強かったのは紛れもなく私だったのです。
3年前に0からスタートして、気づいたら30名ほどのメンバー・サポーターまでになっていて、気づけばイベントの回数も30回を越え、ご来客数は1000人以上。
代表が変われば「色」は多少変わる。そして、「方針」も変わる。
でも、それでもいいと思っています。
私たちは、この1年大きく方針変更をしました。イベント主体の活動を留学生サポートとオリパラに向けた活動に変更した新生Sokha Cambodia。
留学生協会との関係性もかなり高まり、留学生からの認知度が一気にあがっていました。私がいない間にひと回りもふた回りも成長していた後輩たち。
そんな姿を見れただけでも私は幸せです。
そして、役員やマネージャーなどサポーターの方々が相変わらず忙しい合間を縫って応援にかけつけてくれていました。
ありがたいなと思いつつ、これからも益々パワーアップしていきたいと気が引き締まった1日でした。

ソカはこれからも新しい形で成長していきます。
今後とも応援頂けると嬉しいです。


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