人と笑いのツボが違うことがコンプレックスだった

私は笑いのツボが人と違うことで、沢山の人を不快にさせてしまった。私は、恐らくというか確実におかしいのだろう。

ここ最近では、マイホームを購入するときに夫に怒られてしまった。
家の設備のオプションを決めるときに、ツボにはいってしまったからだ。

浴室乾燥機『カワック』と床暖房『ヌック』というなんとも安直で、お間抜けなネーミングに笑いをこらえるのに必死だった。

カワックとヌックは、可愛いお名前とは裏腹に数十万のお金がかかる設備で、不動産会社と真剣に話し合っていた最中であった。

しかし、私の頭の中ではカワックとヌックがカバとカッパになって、ヘンテコダンスを繰り広げている。まさにカーニバルだったのだ。 

顔に熱が集まり、こらえられなくなった私は「あーははは!」っとついに笑いまくってしまった。

夫はまたか、と呆れ顔。「真剣な話をしている最中なんやで?!」と、怒られ私はその場を退場したのだった。


変な笑いのツボのせいで生命の危険を感じたのは出産の時だ。

分娩代の上で必死にいきんでいる自分の顔は、どんな顔をしているのだろう?
魔神ブウみたいな顔であろうか?

想像をしたら、やはり笑いがこみあげてきてしまった。出産中にも関わらず。
「吸って吸って吐きながらお腹に力入れて~」ができなくなり、酸素マスクをつけられた。

助産師さんと夫に「今笑っている場合じゃないよ」とスパーンッと叩かれて我にかえることができた。私はやはりネジがとれまくっているようだ。

無事息子が産まれてきてよかったが、自分でも深く反省する1日だった。


友人を深く傷つけてしまったこともある。


『三代目J Soul Brothers』というグループに初代と2代目がいたことを、友人との会話の中で知った。すると初代、2代目はどこにいったのだ?次は4代目か?!と妄想がとまらなくなったのだ。

本当に意味不明だが、可笑しくて笑い転げてしまったのだ。しかし、友人は三代目J Soul Brothersのファンだったようで「何がそんなに面白いの?!」とやはりキレられてしまった。

当然だ。好きなものについて、笑われたら誰でも傷つく。私は無神経な嫌な女だ。とにかくその時、私は誠意をこめて友人に謝った。

恋愛でもボロボロだった。笑いのツボのせいで。
高校生のとき、ヤンキー系のいかつい先輩とお付き合いしていたときだ。

ある日電話をしていたら、先輩の声がカスカスに枯れていた。どうしたのか訪ねると、地元の大きなお祭りの練習で声をつぶしたらしい。

先輩が突然「命懸けやからな」としゃがれた声でいいだしたのだ。普通ならキュンとくるポイントかもしれない。

命懸けということは、闘牛でもするのかな?と先輩が闘牛を華麗にこなしている姿を思いうかべ、私には怒濤の笑いのツボに入ってしまった。そしてやはり大笑いしてしまったのだ。

先輩のプライドを傷つけてしまったのでフラれ、おまけに嫌がらせをされた。当時、流行っていた出会い系の掲示板スタ○に私のふりをしてイタズラ投稿されるほど恨まれてしまったのだ。

その話を聞いたわたしの友人が大激怒して喧嘩を売りにいき、さらに泥沼化して大変だった。高校生の恋愛はホロ苦い思い出になったのだった。


今は前よりおさえられるようになってきた。しかしやはり私はみんなに申し訳なく思う。

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あゆむ

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