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都会の喧騒を離れて

昨日のnoteを書いてから、海が見たくてしょうがなくなってしまった。
もうタイに来て一週間がたつ。いつもは室内に引きこもっている体を起こし、今日ぐらいは出かけよう。
そう思ってやってきたのはシーチャン島だった。

 

 

バンコクからたったバスと船で3時間のこの島には、どこかせわしないながらもゆっくりとした時間の流れるバンコクにはない時間が流れていた。

まるで時計なんて存在しないかのような、気づいたら何日でも滞在しそうになる穏やかな時の流れ。太陽とともに起きて、夕日とともに家に帰ることができるようなのんびりとした雰囲気がそこにはあった。

なにより海がとてもきれいだった。
まるで空の青を吸い込んだかのような沖に広がる青と、エメラルドグリーンの波打ち際。近くにはきっとカラフルな魚が泳いでるんだろうなと予想させてくれる岩場があった。

 

 

穏やかに流れる時間も
波が行き来する真っ白な砂浜も
空と海とが溶け合ったかのような地平線も

思い描いた通りの海にただひたすらにシャッターを切った。

 

 

少し日陰に身を寄せると、涼しい風が吹く。

都会のむっとした風がとは違う、体をあずけてしまいたくなるようなかろやなか風。そんな風に体をあずけて、少し目を閉じてみるとこんな時間がほしかったんだよなぁと幸せをかみしめることができた。

 

たまたま見つけた島だったけれども、こうやって、外へ出て、世界にたくさんお気に入りの場所を作っていけたらと思った。

きっと、世界に私の理想の一日が過ごせる場所はこの島だけじゃない。そう思うともっともっと旅がしたくなった。

住む場所を探すなんて堅苦しい旅ではなくて、ただ、「ここ好きだなぁ」とGoogle Mapでお気に入りしたくなるような場所を増やしていこう。

 

突然にこれからの旅の目的が決まったところで、目を開けて現実へと戻ってくる。

 

また旅の楽しみが一つ増えたことにわくわくを感じながら浜をあとにした。

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