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旭川家具をめぐる冒険

旭川は家具の街だという。実際に街の施設で旭川家具を使われていると聞いて、旭川滞在の最終日は、旭川家具とそれらが使われている風景を見て回ることにした。

お話をお伺いする機会に恵まれ、選ばれた経緯や、どういう思い出作られているなどお聞きできた。旭川家具の座り心地がよく、お客さまに喜んでいただける事を考えると、家具メーカーさんと二人三脚で施設の家具選びを一緒にできたら楽しそうだと思った。

利用者の視点から見ると、旭川家具を通じて、旭川という土地のアイデンティティが増す他、旭川家具自体の美しさや機能美により、施設の魅力が増したりという効果があると思われる。

旭川家具をめぐるために参考にした記事 北海道・旭川は上質な家具の街だった! 「旭川デザインウィーク」 https://www.asahi.com/and/article/20190820/300121585/

東川町「せんとぴゅあⅠ・Ⅱ」

旭川からバスで移動。車社会なのか、お年寄りとお子さん以外歩いている人をあまり見かけない。

町運営の複合交流施設。施設内の家具は全て旭川家具。日曜の朝ということもあり、館内は人はまばらで、マキタのロボット掃除機が数台床掃除をしている以外はほとんど音も無く、来館者は静かに読書や勉強をしていた。

家具にこだわった図書館自体初めてだったので比べられないが、種類の違う椅子・机が、場所に合わせて配置されており、居心地の良さを感じた。もし東川町に住むことになったら、しょっちゅう通ってるんだろうなと思った。

図書館
図書館の窓際には読書や自習をするスペース
陳列用の机もスタイリッシュ

アール工房mini

せんとぴゅあの売店に売っていた子供用の食器を製作している店舗が近くにあったので訪問してきた。

東京では百貨店経由で販売しているとのこと。店舗は見本なので、製作する時は、要望をお聞きしてオーダーメード用のショールーム。

実用的な家具を展示されていたが、伸びをすると背中が気持ち良い椅子、横向きに座ると気持ちがいい椅子、新しい安楽椅子、動く看板等、遊び心のある家具が多かった。

背伸びをすると気持ちが良い椅子
座ったり立ったりが楽な椅子
背もたれを変えることで、浅く座るソファに変更できる
モノタロウで買ったステッピングモーターとレーザーで手作り名入れマシーン

新しい安楽椅子

街のうどん屋さん。この看板も作られたらしい。

星野リゾート OMO7(オモセブン) 旭川

ロビーに合わせて、旭川家具共同組合協会の家具メーカーが選んだり、オリジナルの特注品を製作して収めたとのこと。

種類もメーカーも違う家具が組み合わさっても統一感がある


Japacheese asahikawa

gauzy calm works(ガージーカームワークス)さんに依頼された経緯をお聞きできた。ご縁で繋がったとのこと。

  1. デザイン事務所カギカッコさんに、お店のロゴ制作を依頼

  2. コピーライターの池端さんがお店の思いなどを言語化してくれた

  3. カギカッコさんの紹介で、澤村尚浩建築計画室を紹介いただく

  4. 澤村尚浩建築計画室の紹介でgauzy calm works(ガージーカームワークス)さんを紹介いただく

会社の製品を表現するデザイン会社を選ばれたセンスが、良いご縁に繋がっていたのではないかと思った。「思い」の言語化をしてくれた池端さんの存在も貴重だなと思った事をお伝えしたら、池端さんは母校の新しいキャッチコピーを書かれた方で、母校通信の同じ号にJapacheese asahikawaと、池端さんの新しいキャッチコピーが掲載されていた。

カギカッコさんの事例にJapacheese asahikawaさんも載っている
旭川家具を利用した他の店舗も教えていただいたが残念ながら訪問できず。

福吉カフェ 旭橋本店

道に迷ってしまった関係で、たどり着いたときには凍えていて、ちゃんと見る余裕がなかったが、東神楽町にある家具メーカーの家具が使われているとのこと。

凍えて、肝心な家具の写真を撮っていない・・・

JR旭川駅

最後は、旭川駅。駅の構内にしっかりした椅子や机があること自体珍しいが、旭川の人の生活に溶け込んでいる様子が窺えた。

街の人が普通の使う椅子や机が旭川家具
札に詳細が記載されている

以上。途中、凍えそうになりながらも、楽しい家具巡りでした。

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