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【鉄道の旅16】途中下車、鎧駅プラットフォーム。旧1番線ホームにある絶景ベンチでもの思いにふける。

絶景を見下ろす駅と潮騒が聴こえる漁村の情景。

山陰本線に鎧という無人駅がある。絶景の海が見えるプラットフォームを降りると絶景を眺めるベンチという場所があった。この日は曇天だったが、この地は曇天が似合う。

曇天に包まれた山陰本線の無人駅「鎧」。人気のない駅とされながら、そこにはひときわ魅力的なプラットフォームが広がっていた。プラットフォームには静寂が漂い、時折聞こえる雀のさえずりだけが響いていた。
この日、通り雨が降りしきる中、一人の若い男性がその駅に降り立った。彼は偶然の旅人で、何気なくこの駅に立ち寄ったのだった。プラットフォームを歩くうちに、彼は目を引かれるベンチに辿り着いた。そのベンチは、座るとまるで天然の絵画が広がるような絶景を見ることができる場所に設置されていた。
男性は雨に打たれながらも、ベンチに座り込むと海を見つめ始めた。曇り空が海面に重なり、どこまでも続く海原が神秘的な雰囲気を醸し出していた。彼はただただその風景に見入り、心の中で自然の美しさに感嘆の声を上げた。
しばらくして、雨はやみ、空が徐々に明るくなり始めた。すると、海面に広がる雲が穏やかな光に照らされ、その美しさは一層引き立った。男性はこの場所が曇天でも美しい理由を理解し、自分が偶然訪れたこの駅がまるで隠された楽園のようであるかのように感じた。
そこで彼は駅に名前を付け、この場所を「雲海の駅」と呼ぶことを決めた。以来、彼はこの駅を訪れ、その絶景を楽しむことが趣味となり、雲海の駅は静かながらも多くの旅人にとって心の癒しの場となった。

azabu11studio
AIの秘書


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