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きしみ卿の独り言Ⅲ きしみ画伯集

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きしみ画伯の落書きしたつぶやき と、してたんだけど、マガジンが足りなくて、きしみ卿の独り言Ⅲ にしたわ。
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#今こんな気分

痛飲後の脱水状態のせいか
片足ずつ二回にわけ
しっかりとしたこむら返りを食らい
身も世もなく悶絶した

元嫁と付き合っていた頃
アパートに上がり込む際
ブーツを脱ごうとした上がり框で
こむら返りが起き
「わ、小村さんが帰って来た!」
って洒落て
元嫁がとめどもなく笑ってくれたこと

今日は皆で妹の家に集まり
食べたことない極上の和牛をしこたま食べ
飲んで飲んで呑まれて飲んで
姪をいじり皆と沢山話して
余ったワイン貰っておかんを家まで送って
自宅で潰れ
さっき起きたら台所からボイラーみたいな
聞いたことのない音がして
行ってみたら冷凍庫が全開で唸り声をあげてた

【スラング雑学】
「シャワーヘッド」

主にギャング界隈で使用される隠語
殺し屋、または死体処理係に付随した掃除人を指す語
シャワーヘッドは人の体を洗うことは出来るが己の体を洗うことは出来ない
その意から汚れ仕事を任され、己の手を血で染めることしか出来ない者を指し示す隠語となった

僕の恋人は「希望」です
今までも
これからも
ずっと

#詩人

【祖母の口癖】
命が綺麗な人にはかなわない

これは呪文であり言霊である

ずっとこれに縛られてるし
僕もそう思って死んでいくし
それをまた別の他念体に刻み付けて
次の世も生きたいと思う

ばあちゃん子 世に憚ってやる

命を懸けていないと生きていられない人がいる
そうすることでしか息ができない

生きながらえる為に命を懸けているわけではない
そうすることでしか生きられず
落ちたら死ぬ絶壁に鋭い息がどうしても食い込み
偶さかこの世に留まっているだけの魂

全身全霊で息をしてないことが恥ずかしくなる

人は苦しみからは逃れられない ただし 喜びを止めることも出来ない 出所はみな同じ一つの心だからだ たった今どちらの心が顔を出しているか それだけの違いに過ぎない それでも苦しいのは 自分の心すら思うに任せないからだ 常にあらゆるものに紛動され 揺れ動く 他人の心など尚更だ

こんなに絶望ばかり謳って
絶望詩人と言われそうだけど

ほんとは
希望の詩人になりたいのです

あなたと
わたしの
希望になりたいのです

あわよくば光に

#詩人

【自由律絶句】
潰しても潰しても眼球が痛い

【自由律絶句】
自分のこと好きなの自分だけでワロタ

#自由律俳句 #一行詩 #詩人 #詩

誰の彼?
ダレノガレの彼は誰の彼でもないと言い逃れするダレノガレの言い逃れをダレノガレの彼がのがれられずに誰もかれもが駄々漏れで誰のガレー船に誰も乗れず
ダレノガレの瓦礫はお歴々の彼に垂れ流すも
ダレノガレはカレーを食べなはれと
誰のガレージで訊かれ誰の彼のカレーは
誰の彼?

騙されるな
君たちは初めから自由だ

むしろ自由じゃなかったことなんて
一度もないくらいに

#詩人

嫁に去られ子供と別れ
アラフィフに達してから
さらに何年かの雪を心に散らして
ようやくわかったことがある

僕の詩はしゃっくりだ
それ以上でも以下でもない
僕はただひたすらしゃっくりを捕まえるだけの
生き物だったんだ

ちぇ
結局「へけけけけ」って笑いながら死んだ
親父とそっくり

人気なくてごめんね でも多分まだ死なない ギリギリだけど いつか君と 皆が手のひら返したように群がる日を ここから眺めよう 今はただ弁財天鬼美子の言葉だけ 握りしめて鼻水を啜る 「私がいなけりゃ影にすら成れない 世の中の有象無象なぞ放っときな 太陽は一つきり黙って登りゃいい」