朝起きると、今日は何を目にして、何が「きしみ」の中から飛び出すかわからなくて、楽しみすぎて、体の底の方が前のめりになってうずうずメキメキして、やたら気持ちが追いつかず、不敵な笑みだけがこぼれてく。まるで「きしみ」という宇宙にひとつきりのおもちゃ箱を抱きしめて眠れない子供のようだ。
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水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。