『ことの刃だもの』

誰かひとりに刺さるように書いて
誰かひとりにでも刺さったら
作品は完成をみる

刺さる誰かが増えるたび
作品は完成し直して
生き続ける

誰にも刺さらなかった
誰にも届かなかった
言葉たちの分まで

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。