ししし

「嫌いなこと」を共感できるかどうかが、良い人間関係を作るコツである

突然ですが、みなさんは、「好きなことを」を否定されるのと「嫌いなこと」を否定されるの、どちらが嫌ですか?

私は、「嫌いなこと」を否定されることがすごく嫌ですね。

というか、これは人間の本能に近いことなんじゃないかなって考えた話です。


「好きなこと」って相手に共感されなくても大丈夫です。

なぜなら、好きなことを否定されても「別に私が好きだからいいんだもーん」って自己完結できますし、生きる上では絶対に必要なことではないからです。


逆に、嫌いなことは相手の共感されないとつらいです。

「嫌いなこと」っていうのは、「好きなこと」と違って、避けて通りたいネガティブ要素だと思います。

自分にとって、マイナスと感じることは本能的に避けることを求めると思うんですよね。

ほら、嫌いな人と会うのは避けたいし、嫌いな食べ物も避けたい。

でも、この嫌いを共感できない相手と一緒に歩いてたら、相手が気づかぬうちに、自分が嫌いと思っていることにじゃんじゃん遭遇してしまう可能性がある。

つまり、本能的にこの人といると「嫌いなことに遭遇しまくってしまうのでは・・・」という防衛本能が働くんじゃないかなって思ったわけです。

実際、食べ物を例にとればわかりやすいですが、好きな食べ物は食べられなくてもそれほど自分にとってダメージはありませんが、嫌いな食べ物を食べるとダメージはありますよね(笑)

要は、ダメージをくらうことが相手と共感できない状況そのものが、人として良くない環境なんだと思います。


そもそも、人は「嫌いなこと」に対して敏感なんですよね、まあ防衛本能からくるものなんでしょうが。

だって、「嫌いなこと」って理由が明確なことが多いじゃないですか。

例えばゴキブリが嫌いなら「かさかさ早く動くのが嫌だ」とか、ピーマンが嫌いなら「苦いのが嫌だ」とか。

「好きなこと」はなんとなく好き、っていうホワッとしてても成り立ってますが、嫌いなものはみんな理由が明確。

まさに自分にとってネガティブなことは避けて通りたいという本能が働いている気がしてなりません。

ダメージを受けないための学習機能で、なぜそれが「嫌」か分析を自然とするという(笑)


それくらい「嫌いなこと」というのは、人が生きる上で重要視しているポイントなんですよね。


だから、嫌いなことを共感できないのは人間関係においてもネックになるんだと思います。

だから、結婚相手でも交際相手でも、好きなことを共感してテンション上げるのは良いですが、しっかりと嫌いなことは何なのか、を知っておかないと、後々お互いの価値観の違いに壁を感じてしまうでしょう。

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