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深い碧の果てに

Final Fantasy 5は私の大好きなゲームのひとつ。
そしてめちゃくちゃやりこんだゲームです。

今回はFF5から海底の曲を投稿したのでそちらのお話を。

この曲はタイトルを見ただけではパッと曲が出てこなくて、
「潜水艦の曲…フルートがメロディだったような…?」という程度の記憶でした。
やり込んでいても結構年数経ってると記憶が薄れてしまいますね…
勉強不足!

ちなみに私はリアタイはしておらず、大人になってから旧スマホ版をプレイしました。
なんたって私はFF5と同い年である。
リアタイできるはずがないっ!

とはいえメロディがフルートという記憶は正しかったようで、フルートアンサンブルが非常に合う曲ではないかと思います。

フルート2本、アルト3本という編成で制作を始めたは良いものの、
後半はパート足りなくなってしまって前半5声、後半6声の演奏となっております。
音足りなくなる問題あるある。
私が使ってる楽譜制作ソフトは途中からパート追加できないようなので、いつもなんとかやりくりしてます。
追加方法あったら知りたい…!

それはさておき楽曲について。
特に注目すべきは伴奏の8分音符の動き。
細かく、でもあまり主張しすぎない動きが
波というよりは海中を漂っているイメージ。

最初この8分の動きは普通のフルートで演奏しようと思っていましたが
最終的に採用したのはアルトでした。
アルトは楽器が大きく、管が太いためパキッとした音色というより柔らかい音色になります。
特徴的な伴奏ライン(特にコード進行よ!)をアルトで吹くことによってふわふわ何とも不思議な印象に。
普通のフルートではこうはならなかったと思います。
原曲はハープにディレイがかかってるのでしょうか、海中を潜ってる感がありますよね。
すてき。

編成を考える時に音域を考慮するのはもちろんですが、
音色を考慮して割り振ることがとても多いです。
原曲を聴いてトランペットだったら普通のフルート、ホルンだったらアルト、みたいな。
基本的にピッコロはピッコロだけど。
どうしても音域的に、ね。

特殊管(ピッコロとアルト)を手にして音域だけではなく、
表現、世界観の幅も広がったように感じるのはまさにこういうところ。
いつも頭の中では指揮者になったつもりでアレンジを考えております。
クラシック要素の強いドラクエ系は特に。
脳内で指揮しながらデモ音源聴くのが非常に楽しい。

そうそう。
あとこの曲はメロディのフレーズ感が長めに作られているのも特徴ですね。
特に後半部分。
作曲については専門外ですが、私が曲書くとしたら5〜6小節目は伸ばし、7〜8小節目は休符にする気がします。

赤カッコ内のお話


細かい動きとゆったり大きなフレーズ感の対比。
非常に良き。

ゲーム音楽の海系の曲は聴いただけで「海!」と
わかるものが多い印象ですが、
特徴を考察してみると面白いかもしれませんね。



そんなこんなで昨日投稿した「深い碧の果てに」について書いてみました。
是非また改めてご視聴頂けると嬉しいです!
また違った視点で聴けて楽しいかもよっ!

もし宜しければこちらのnoteにも「スキ」を頂けると泣いて喜びます。
なにとぞっ!!

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