赤緑青に始まり、ピカチュウ金銀クリスタルファイアレッドリーフグリーンハートゴールドソウルシルバーにバーチャルコンソール版各バージョンと、何回カントー地方を冒険したと思ってるんだって感じですが、まあ出たら買っちゃう世代なんですよね、ポケモン。そういえば私のポケモン歴はシリーズ全てプレイ済、育成エンジョイ勢、ポケモンGO数か月でリタイアの本家寄りプレイヤーです。なんの自己紹介だこれ。

やっべ、オラワクワクしてきた！

Nintendo Switchで発売された『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ／イーブイ』、早い話が初代のうちの「ピカチュウバージョン」のリメイク作という位置付けなんですが、最大の特徴がピカチュウとイーブイの2バージョン展開だということ。ピカ版だとライバルがイーブイを使ってきたのでそれが理由の一つなんでしょうが、元々人気ポケモンだったのがついにパッケージの顔役に大抜擢。足掛け20年以上でようやくここまで来たか……と感慨深い。

すまない……つい出来心でやっちまったんだ……

イーブイめちゃくちゃ強い。なんだか最初に選んだイーブイはステータスが進化後のポケモンに引けを取らないくらい高い。ギャラドスよりCP高いんですけどなにこれ。トキワの森でセオリー通りゲットした黄色いピカはハナダに到着する前に2軍落ちしたのに、こいつはこうげき良しとくこう良しの二刀流エースで全部こいつ一人でいいんじゃないかな。

「準備運動にはちょうどいい…！」

ライバルくんもだいぶ素直でいい子なので初代の鼻につくアイツが恋しいな……と思ったらその辺もきっちりフォローしてくるのでただのリメイクに終わらない予感がビシバシしている。よく考えると本家ポケモンはシリーズすべてが時系列シャッフルな上にパラレルワールド経由で全作繋がってるアメコミ並みに複雑怪奇なユニバース展開しているのでとにかくすげえな、おい！

すまない……将太の寿司にハマっているばっかりにそんな名前で……

今作の大きなウリとして、野生ポケモンとの戦闘が廃止となり、ポケモンGOと同様の直接ボールを投げて捕まえるスタイルに。めちゃくちゃ面白い。特にボール型のコントローラーである「モンスターボール Plus」がかなり良くできてて、ポケモンを捕まえるとき実際に動きに合わせて振動し、鳴き声まで聞こえる（ボールから鳴る）ので、捕まえたという感触が手元に残り臨場感がハンパない。そもそも2ボタン＋スティックと振る動作だけでゲームがプレイできるように落とし込まれているのも素晴らしい。なんだこのゲーム。

握り心地もチョーイイネ

バトルは本家ポケモンと同様の4つのわざを用いたターン制。ただし持ち物ととくせいは存在せず、この辺は初代を意識した構成なのかも。ただ、わざについては物理と特殊で分かれているのでおれのギャラドスが涙を流すことが無くて安心だ。

ポケスタさながらのスケール感でかなりいい感じのバトル

ざっと遊んだ感じだとトレーナーとのバトルより野生ポケモンをゲットする方がけいけんちが溜まりやすく、そもそもバトルよりボール投げる方が楽しいと感じることすらあるのでやっぱりポケGOユーザーに配慮したバランスなんでしょうか。捕まえすぎてボックス圧迫しても博士に送ってアメが貰えるあの機能があるのでご安心だ。ボールも道中ホイホイ貰えるので切らす心配もないぞ！

めでたくレギュラー入りです

うっそお前こんなとこで出てくんの！？

電気グループこいつ石野卓球やん！（眉と髭が）

序盤だけで語るポイントが多すぎるんですが。

とまあ、過去作経験者だとうれしいサプライズも多く、ポケGO勢も「昔はやってたけど今のはちょっと…」な復帰組にもオススメできる内容に仕上がってます。とにかくボール投げるだけで楽しいし、そのためだけに同梱版買ってよかった。いやマジで。グラフィックも正当進化でなかなかだし初代準拠なのでゲームテンポもいいしかなりいい感じのリメイクです。

サント・アンヌ号よきかな