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今から己の血肉と化したゲームの話をする

よくきたな。おれはazitarouだ。

おまえは真の男のためのゲーム「AREA4643」をプレイしたか?おれは先日、文明の叡智であるPS4コン操作によりドールハウス、イビルヤモトで邪悪存在を打ち倒し、無事Steam次元を消滅させることに成功した。以前のβテストで神聖なWASD操作によってヤクザ天狗を操りクリアしていたので、これで初期キャラクター3人のコンプリートが完了したかっこうだ。

年末年始の虚無の暗黒をこの高揚感で見事に払拭したおれは、このnoteの地にゲーム音楽の道標を打ち立てたが、肝心のゲームについては雑記という形でしか書き記していないことに気付いた。ゆえにここではおれが今まで血肉としてきたゲームの数々について語ることにする。

はじめに言っておくが、おれはスーパーProゲーマーではないし、1日の大半をゲーム半身浴に浸っているような男ではない。ここで紹介するのは今までの人生で己の身体を形成したゲームであり、誰も知らないようなニッチなゲームの話をする場でもないことを言っておく。真のゲーマーは例えマスに受け入れられたゲームであってもオンリーワンな価値を見出すものであり、かつここに挙げずとも真の男のゲームはあらゆる時間軸に存在していることは十分に承知した上だ。前置きが長くなったが、それでは行くぞ。

Destiny2(2017年のゲーム)

おれは最高に面白いゲームを真っ先にあげることを全く躊躇しない。はっきり言っておれはこのDestiny2をプレイするまでFPSをほとんど触ったことのない人種だったことを言っておく。リアルタイムでイベントが進行するフィールド、巨大なエネミー、名も知らぬガーディアンとの共闘、強力な武器を得るためのハック&スラッシュ……その全てが刺激的であり、かつ遊び尽くすには余りに時間が足りないほどだ。このゲームはFPSでありながら、ダメージ量が数値表示されるRPGライクな部分もあり、ヘッドショットの判定も緩い上、プラス会員でなくともネット環境があれば他プレイヤーとの緩やかな共闘ができるFPS初心者にもおすすめのゲームだ。おまえも今すぐこの星を守るガーディアンとなり、偉大なるトラベラーの力を手中に収めんとするレッドリージョンの侵略者どもを撃退しろ。

DOOM(2016年のゲーム)

このパッケージはSwitch版のものだ

おれはレーティング規制がかかるスーパーハードゴアなゲームをあげることを全く躊躇しない。ここDOOMの地はその全てが血と肉片にまみれており、ステーション内部はクソッタレなクリーチャー野郎に満ち溢れている。そいつらはおれを狙い情け容赦ない殺人攻撃を仕掛けてくるため、おまえは手に持つショットガンを駆使し奴らを根絶やしにしなければならない。このゲームについてはかつて記事として書いたためこれ以上は多く語ることを控えるが、おれはこのゲームの最終面をクリアできずにおり、おれの魂は未だ火星ステーションに囚われたままだ。


ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(2017年のゲーム)

おれは歴史あるタイトルの最新作をあげることを全く躊躇しない。100人いれば100通りの遊び方が存在する史上最高のゲームでありながら、その終幕には全員が世界を救った勇者として最高の経験ができる最高オブ最高の歴史的ゲームだ。おまえは邪悪な魔王を滅ぼすため真っ先にハイラル城へ向かってもいいし、散っていった英霊の魂を救うため神獣を攻略してもいいし、失った記憶を取り戻すため未踏の地を求めて世界中を旅をしてもいい。その選択全てが正解であり最適解だ。おまえは今すぐ驚きと発見に満ち溢れたハイラルの地に降り立ち、脈々と受け継がれてきた英雄譚の主役として世界を救え。


Fate/EXTRA(2010年のゲーム)

おれはアニメFate/zeroとEXTRA・CCCしかFateシリーズに触れていないが、Fate/EXTRAが最高に面白いロール・プレイング・ゲームだと言うことに全く躊躇しない。おまえは記憶喪失のマスターとなり、信頼の置けるサーヴァントとともにこの謎めいた聖杯戦争を勝ち上がらなければならない。敵対するマスターとの戦いは1対1の決闘方式であり、おまえのサーヴァントへの采配に全てがかかっている。アタック、ガード、ブレイクの3すくみの攻撃を理解した上で敵の行動パターンを読み、時にスキルやアイテムを駆使し、ここぞというタイミングで宝具を叩き込む……そういったことだ。敵サーヴァントももちろん宝具を使用してくる上、その破壊力はまさしく必殺であり、なんの対策もしなければおまえのサーヴァントは1回の宝具発動に3度死ぬほどのダメージを受け、死ぬ……その先に待ち受けているのはトーナメント敗北……END OF MEXICOだ。訳もわからず死に物狂いで勝ち抜いたきたおまえは疑問に思うことだろう。おれは何のために戦っているのか?おまえの前に立ちはだかる者は皆何かしら理由を持ってこの聖杯戦争に望んでいる。この戦いの行く末におまえは何を見て何を思うのか?おまえは今すぐムーンセルが仕掛けた聖杯戦争に参加し、サーヴァントと共に数々のマスターと激戦を繰り広げろ。


ロックマンDASH(1997年のゲーム)

このパッケージはPSP移植版のものだ

スーパーマリオ64ほどの自由度はないアクションに、ロックオンシステムも時のオカリナほど洗練されておらず、おまけに相棒のロールちゃんは武器の強化費用をピンハネしてくる……ロックマンDASHは必ずしも完璧なゲームとは言えないだろう。だがロックマンシリーズの定石を覆した3Dアクションゲームとして、一つのブレイクスルーを果たした。点在する島々をつなぐ広大なダンジョン、地下に眠るお宝、獰猛な機械生命体、そして腐れ縁の空賊一家、そして秘められた過去……冒険活劇と呼ぶにふさわしい舞台と登場人物は整った。今すぐフラッター号を出航させろ。……ロックマンDASH3だと?おれは続編を外交カードに企業ゲームを仕掛けるバターコーヒー野郎は大嫌いだ。わかったか。


メギド72(2017年のゲーム)

おまえは邪悪な異世界メギドラルが企む最終戦争ハルマゲドンを阻止するため、様々な事情でメギドラルから追放されたメギドの軍団を率いてやつらの異世界侵攻を食い止めなければならない。メギド72はスマホゲーだが課金では一切クリアの補助にはならず、所有するメギドの組み合わせ、アタック、スキル、チャージの3種のフォトンの取捨選択、装備するオーブの選定に頭を悩ませる必要がある。そして仲間になるメギドはどれもSRだのSSRだのといった区別は一切なく、全員が唯一無二の個性を持っている。こいつらの中にはギャグ時空から来たとしか言えないやつもいれば、吐き気を催すような壮絶な過去を背負っているやつ、「ハルマゲドンを止めたら次はお前だからな」なやつまでおり、その多様性には舌を巻くし、そんなアクしかない連中を束ねてチョー面白い物語を紡ぐバランス感覚は唯一無二と言っていいだろう。UIが不便であったり、イベントクエストのシステムが単調だったりと細かい不満はあるものの、現状ではゲームとしてのトータルのクオリティは非常に高く、今後の展望にも目が離せない。


塊魂(2004年のゲーム)

このパッケージはリマスター版のものだ

塊を転がし巻き込んで大きくする。たったそれだけの行為を最高に面白いエンターテインメントに仕立て上げたのがこのゲームだ。無駄に豪華なアーティストが送るオリジナル楽曲をバックに豆粒ほどの大きさから星々を巻き込む超スケールまで塊を育て上げる過程は人生といっても遜色なく、PS世代のようなカクカクのローポリゴンで構成されたヘンテコな世界はまるでひっくり返したおもちゃ箱だ。塊を大きくすることにより生物としての本能を取り戻したおまえは、スマッホやYoutubeザッピングで野生の牙を抜き取られた哀れな奴隷から真の男へと変貌するのだ。


Gダライアス(1997年のゲーム)

魚介を模した敵戦艦に、敵機を鹵獲しオプションとするキャプチャーシステム、サンプリングを多用した無慈悲なテクノサウンド。過去作の要素を引き継ぎ昇華させながら、生物と機械、太古と未来、有機と無機をキメラ融合させた本作は異質の塊であり、かつSTGとして非常に洗練された完成度を誇る。おれはシューティングゲームは得意ではなく、かつ熱中するほどやりこんだことはないが、このGダライアスは狂おしいほど音楽を偏愛しており、BGMを聴くために周回プレイしていたといっても過言ではない。


ニーア レプリカント(2010年のゲーム) / ニーア オートマタ(2017年のゲーム)

レプリカントとオートマタは実際は別のゲームだがここでは一緒に紹介する。レプリカントはファンタジーでオートマタはSFだ。おまえは身の丈以上の大剣、鉄パイプ、邪悪な魔術書、無慈悲なAI兵器を自在に操り、命の模造品じみた敵をボロ雑巾のように滅ぼし背徳的な爽快感を得ることだろう。だが、おまえは破壊と殺戮を振りまくばかりで世界の命運など犬の餌に喰わせると言わんばかりの破滅的なストーリーには指一つ干渉できない。そのどうしようもない結末にファックと叫びたいなら、おまえは相応の対価を払うことになるだろう。おれは行動した。そうするべきだと考えたからだ。


UNDERTALE(2015年のゲーム)

このパッケージはSwitch版のものだ

Undertaleはお前の人生のこれまでの歩みだ。奇妙奇天烈なモンスターたちに出合い、おまえはどんなアクションをとるのか?今までプレイしてきたロール・プレイング・ゲームでおまえはどんな景色を見てどんなやつと意気投合し、殺しあってきたか?おまえはゲームをチャチな遊びと捉えるのか、マジで最高のエンターテインメントだと思うのか、そういった根源的な話をしている。周りの評判なんてどうでもいい。他人は信じるな。おれも信じるな。おまえが見たもの聞いたこと、経験し感じたことだけが真実だ。


最近のゲームが多いのは、選択と集中を重視してゲームをするようになった結果、めちゃくちゃ面白いゲームに立て続けに出会ったためだ。上にあげたのはあくまでほんの一端であり、アーマード・コア、新・女神転生、テイルズオブエターニア、デジモンワールド、黄金の太陽……語ることのできるゲームはいくらでもあるが、今回は以上だ。またいつか機会があればこうした記事をあげるだろう。


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