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【突発企画】ニンジャスレイヤーにおけるニンジャサウンドの世界

ッサァーイボォーグメェーカニンジャー…


…おっと失礼しました。
ドーモ、ニンジャコンサルタントです。

ザ・リーサルウェポンズいいですよね。『サイボーグメカニンジャ』は何度聴いても素晴らしく、最高にクールなMVは否応なく戦闘モードに入ってしまうクオリティです。そう、音楽とニンジャは切っても切り離せない関係にあると言っても過言ではありません。

その証拠に、ニンジャスレイヤー本編においても音楽そのものにフィーチャーしたエピソードが数多く存在しています(小説という媒体にもかかわらず!)。ある時はライブハウスである時はマグロツェッペリンの大型モニタで、またある時はニンジャのイクサの最中で……。ニンジャスレイヤーの物語が時に映像として脳内再生される要因のひとつとして劇中の音楽描写はクリティカルに使用されているのは自明で、描き鳴らされるギター、ブラックメタリストの絶叫、サイバーなテクノサウンドはまさしく映像作品の劇伴と同様です。ここでは、そんなニンジャサウンドの世界の一部を紹介したいと思います。

◆ご注意ください◆
以下の文章にはニンジャスレイヤー本編の描写が含まれています。一部はエピソード後半のものもございますので、ネタバレとかそういうなんかに注意ください。


キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー

第1部の名エピソード「キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー」は、まさにライブハウスが舞台のエピソードであり、ギンイチ少年のライブ初邂逅の興奮、3部まで語り継がれる名句「アンタイセイ」を始めとする、ニンジャと音楽カルチャーの親和性をいち早く我々に知らしめた作品として知られています。

恐るべき深読みによってアベ一休を解読した先見者のニンジャ記事はこちら


ア・カインド・オブ・サツバツ・ナイト

「ア・カインド・オブ・サツバツ・ナイト」においてはアンタイブティズムメタルバンド「カナガワ」のキラーチューンが登場。恐るべきネオサイタマの死神の遭遇戦闘曲として用いられ、無慈悲でブルタルなエピソードに花を添えました。


メリー・クリスマス・ネオサイタマ

「メリー・クリスマス・ネオサイタマ」ではオイランドロイドアイドルユニット「ネコネコカワイイ」と元スモトリDJ「2クールリリック」という2組のミュージシャンが登場。一見対照的な両者ですが、どちらもディストピア都市ネオサイタマの光と影を併せ持ったユニークなキャラクターです。

ネコネコカワイイの代表曲「ほとんど違法行為」はニンジャスレイヤー映像作品短編「カタナ・ソード・アンド・オイラン・ソーサリー」にて視聴できます


デッドムーン・オン・ザ・レッドスカイ

開幕からクールでスタイリッシュなサウンドで魅了するのは「デッドムーン・オン・ザ・レッドスカイ」。死体専門の運び屋デッドムーンのプロフェッショナルな冷静さと、内に秘めた誇りのパッションを滲ませます。


ラスト・ガール・スタンディング

「ラスト・ガール・スタンディング」では、知られざるネオサイタマのカラオケ事情が明らかとなりました。そしてカラオケ店を舞台に、日常と非日常の境界を防音ドアで隔てたメタファー表現は素晴らしく、そしてスーサイドに憑依したパンク・ニンジャの存在もニンジャ音楽カルチャーの観点から見逃せません。

ドラマCD用にリアル作曲されたラブ王侯はこちら


ゲイシャ・カラテ・シンカンセン・アンド・ヘル

西部劇、あるいはメキシコの過酷な荒野の一時の安息の時。「ゲイシャ・カラテ・シンカンセン・アンド・ヘル」でのジェノサイドのひと時です。バー、音楽、酒、そしてホットなベイブ……まさしく真の男のための空間と言えるでしょう。


カース・オブ・エンシェント・カンジ、オア・ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル

ブラックメタルやサイバーテクノだけがニンジャスレイヤーではありません!はるか遠く異国の地のカルト教団でもニンジャの影響が色濃く残っています。文明を簒奪しゆがめ、捻じ曲げる暗黒のニンジャ歴史……そしてこの「カース・オブ・エンシェント・カンジ、オア・ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル」で忘れていけないものがもう一つ。

ブンズーブンズーブンズーブンズー!アシカゲ・タクジ!アシカゲ・タクジ!アッアッアッアアッ、アシカゲ・タクージ!

……失礼しました。一部界隈でもマニアックな人気を得ているアシカゲ・タクジが登場したのもこのエピソードです。お前、誰よ?どこの家柄よ?エド戦争、戦ったワケ?


サツバツ・ナイト・バイ・ナイト

「サツバツ・ナイト・バイ・ナイト」!息もつかせぬカラテ応酬を盛り立てるのはヤリテ・バーバと盲目の翁!電子シャミセンと小太鼓が紡ぐ重低音サイバーサウンド!ニチョームを鼓舞するときの声!ハッ!ハッ!ハッ!ショッギョ・ムッジョー!ホロウ、ナッシン、エンター、サツバツ、ホロウ、ナッシン、エンター、サツバツ……!


レプリカ・ミッシング・リンク

サスペンスフルSFムービー「レプリカ・ミッシング・リンク」。カオスを極めた状況で自己のアイデンティティを失いかけた時、自我を保たせるのは音楽!激しい怒り!そして音楽!ヘイトディスチャージャーが締めくくるタイトル回収は芸術的です。


ギルティ・オブ・ビーイング・ニンジャ

テクノアレンジされた怒りの日!ニンジャへの憎悪、ニンジャ修道会への憎悪、そして妻子の仇、ダークニンジャ=フジオ・カタクラへの憎悪!「ギルティ・オブ・ビーイング・ニンジャ」でのフジキド・ケンジの姿はまさに終焉の使者であり、黙示録の獣と言えるでしょう。

ヴェルディとモーツァルト両方の「怒りの日」を置いておきますね


ワン・ガール、ワン・ボーイ

「キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー」で登場したアベ一休が再び登場。アマクダリによって大衆抑圧社会が進行し、我々パンクロッカーやサイバーテクノゴスもマイノリティ弱者としてレッテルを張られつつあります。そのファッキンファックをファックするロック!モッシュ!音楽!アンタイセイ!暴力!ダセェ!

驚くことにアルバムレビュー記事が存在しています。しかもお姉さんのパンクロック解説付きだ!


オイランドロイド・アンド・アンドロイド

反企業闘争のアジテーションとアイドルへの声援が真っ向からぶつかり合う「オイランドロイド・アンド・アンドロイド」。ボタンを連打して扇情パワーゲージをMAXまで上げよう!このエピソードにおいても、イコンとしてのアイドルが大衆に多大な影響を与えることに焦点が当てられており、3部のテーマである「名も知れぬ市民たちの反撃」のトリガーの一つとなっています。


レイズ・ザ・フラッグ・オブ・ヘイトレッド

もはや何も言いません。「レイズ・ザ・フラッグ・オブ・ヘイトレッド」はニンジャスレイヤー・トリロジーにおける最高傑作の一つであり、ニンジャ、音楽、ディストピア、重金属酸性雨、カラテ、激しい怒り、そしてサイバーパンクのそのすべてを兼ね備えたエピソードです。


未来へ~featuring NINJA SOUND~

いかがだったでしょうか?

ニンジャと音楽の密接な関係性が実感できたのなら幸いです。これであなたもニンジャ音楽探究者への第一歩を踏み出しました!これからの音楽ライフの中で自分だけのニンジャ性を見出していってください!

アーチ級ニンジャサウンド探究者の活動例です。ラブ、リスペクト、そしてラブ。

はじめの取っ掛かりとしておすすめしたいのは「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」のED曲コンピレーションアルバム、『ニンジャスレイヤー フロムコンピレイシヨン』です。そのニンジャサウンドの多様性に驚き、パワーでカラテを漲らせてみてください!もちろんザ・リーサルウェポンズも最高オブ最高なので是非聴いてみてくださいね!それではチャオ!


ニンジャスレイヤー フロムコンピレイシヨン 忍


ニンジャスレイヤー フロムコンピレイシヨン 殺


ニンジャスレイヤー フロムコンピレイシヨン 伐


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