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『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ/Let's Go! イーブイ』を極める本(メモリアル独自研究)

編集部注①:この記事はインターネット黎明期に出版されたアンダーグラウンドポケモン対戦考察本『ポケットモンスターを極める本』(1997年・キルタイムコミュニケーション)をリスペクトしたものです。しかし、筆者の不注意により現本を紛失してしまったので、深層ネットよりサルページした遺失文献を参考にしています。巻末に参考とさせていただいたサイト・ブログのリンクを掲載しましたので是非ご一読ください。
編集部注②:この記事には『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ/Let’s Go! イーブイ』のクリア後ネタバレが含まれていますがそれがどうかしたか。そもそも『極める本』は巻頭に殿堂入り後の表彰画面を堂々掲載し「本当の戦いはこれから始まる!」という挑戦的な見出しを我々に叩きつけてきたことを思えば、この記事の内容はたいへん良心的であり突然ポップしてくるyoutubeのネタバレサムネやまとめブログの煽り記事タイトルなどに比べればまったく無害極まりないことこの上ないですね?分かりましたか?分かりました。

「本当の戦いはこれから始まる!」


総合目次

①トレーナーアドバイス
コラム:ピカブイちょっといい話
②ポケモン強さ議論(一部抜粋)
コラム:このポケモンに気をつけろ!
③マスタートレーナーへの道
コラム:プレイバックピカブイ
④終わりに
特別付録:参考リンク集


トレーナーアドバイス

初心に帰り、初志貫徹に失敗

初代ポケモンが帰ってくる!そう聞いて真っ先に考えるのはどのポケモンを手持ちに入れるか?だ。今回の相棒であるイーブイはもちろん、御三家のポケモンも入手できるしカッコよさやマイナーポケモンも等しく連れ歩きできるため、まさに151匹(+2匹)の選択肢があるワケだ。その中から選りすぐりの6匹を選ぶとなると大いに頭を悩ませる。フェアリータイプを引っ提げて帰ってきたピクシーに、技のデパートニドクインポッポコラッタを育てるのも悪くない。こうなったらトキワの森~おつきみやまに出る序盤ポケで固めようか……と考えたのも今は昔、つきのいしがレアアイテム化して手に入らないままピッピニドリーナは脱落し、ポッポも迫りくる敵の猛攻に付いて行けず、結局残ったのは苦労してギャラドスへ進化させたコイキングのみ。こうなったらミュウを手持ちに入れてやる!という投げやりの気持ちで出来上がったのが以下の手持ちだ。一見タイプがバラけてバランスがよさそうに見えるパーティだが、安定して電気タイプを受けられるポケモンが存在せず、往々にして電気技に苦しめられ、エスパーに対してもミュウが落とされれば一気に苦戦を強いられる何ともハリボテのような構成となった。ただ後半の3匹についてはかなりの奮闘を見せ、どうにかクリア後の戦いまで切り抜けられた思い入れのある手持ちだ。

コラム:ピカブイちょっといい話

モンスターボール Plusのリングは中指に通すのがベスト。
アーケードスティックのワイン持ちのイメージ。優雅さがある(個人の意見です)
クリア後にやっぱりゲームフリークのモリモトとバトルできる。
けっきょく ぼくが いちばん つよくて すごいんだよね
エクセレントスローは捕まらない。
本当に捕まらない
タマムシのスロットで遊びたかった。
まさかのゲームコーナー廃止。景品だったポリゴンはヤマブキで入手できる
ロケット団のニャースは喋らないと見せかけて最期だけちょっと喋る。
アニメからの逆輸入原作再現だ。粋な計らい


②ポケモン強さ議論(一部抜粋)

ウィンディ(オススメ度:★☆☆☆☆)

もう「ウインディに関してはどうしようもない」とは言わせない!……と言いたいところだが、進化させてしまうと炎技はひのこのみしか覚えず、かえんほうしゃの技マシンを拾うまではかみつくあなをほるあたりで戦わなければならないという苦行。敵のウィンディが鮮やかに繰り出すフレアドライブを見て、「クチバでゲットしたときはこんなはずじゃなかったのに……」となること請け合い。幸い乗り心地は良いので移動手段として活用したい。

▲もう二度と彼はフレアドライブを覚えることできないのだ……

プテラ(オススメ度:★★☆☆☆)

圧倒的な素早さから放たれる絶妙に火力が足らない技の数々。タイプ一致技のいわなだれそらをとぶでは弱点をつけてもギリギリ耐えられ、返しの反撃で紙耐久をゴッソリ削られる悲しみ。悪技かみくだくでエスパーを上から叩けてもサイコキネシスで返り討ちに合うのが関の山だ。環境に溢れる水タイプにより肩身も狭く、何気にかみなりパンチれいとうパンチの使い手がいるせいでかくとうに対しても強気に出せない。乗ってみるとその意外な大きさに驚く。

▲そらをとぶ要員としてクリア後は大活躍だ

ギャラドス(オススメ度:★★★☆☆)

遂に初代でも物理技となったたきのぼり最高火力で打ち出せる水物理最強ポケモン。だが10まんボルトが水タイプにまでバラまかれている環境に苦戦を強いられる。いかくによる繰り出し性能とりゅうのまいによる爆発力を失い、おまけに素早さまで微妙と、むしろたきのぼり一芸でしか花を咲かせることができない。威力については申し分ないのでごり押しによる突破力に期待したい。ミズバシリによる騎乗はスケール感がある一方で細い水路を移動するのには不向き。

▲メガシンカすればみず/あくタイプとなり最高打点でかみくだくを放てるぞ

フシギバナ(オススメ度:★★★★☆)

GB版からの伝統やどりぎのたねねむりごなコンボによるゾンビ耐久は健在で、毒タイプゆえに毒状態にならないことは心強い。強化されたメガドレイン(ギガドレインはリストラ)、安定火力のヘドロばくだんでいぶし銀の活躍を見せる。壁さえ貼っていればメガリザードンYだいもんじすら受けきる耐久力は流石。ただしエスパーには手も足も出ず、水相手もれいとうビームの危険があるので気を抜いてはいけない。

▲最強の状態異常ねむりを使いこなせればバトルを優位に進められる

イーブイ(カワイイ度:★★★★★)

今作の相棒にしてMVP(イーブイ版)。超強化されたステータスは進化後ポケモンに引けを取らず、進化形態の専用タイプ技により一匹だけGBA以降のポケモン並みの性能を発揮。ストーリー後半になると流石にエース運用は難しくなるが、今度は最強のサポート要員となるので全く問題にならない。エスパー攻勢のおかげでかくとうタイプをまったくお目にかからないことも追い風だ。進化させると途端にただの犬となるので(相棒なのでその心配は無用だが)そこんトコをわきまえよう。

ミュウ(エスパー度:★★★★★★★★★★)

幻のポケモンといわれているミュウが、とうとうわれわれの前にその姿を現した!データは図鑑ナンバー151、タイプ「エスパー」進化なし、そしてなんと”わざマシン”で覚えられるわざは全部だ。ミュウを手に入れるには「ポケットモンスター Let's GO! ピカチュウ・イーブイ」の専用デバイス「モンスターボール Plus」を入手して、メニュー画面のふしぎなおくりもので「モンスターボールPlusでうけとる」を選択するだけだ。

ただでさえエスパー最盛期の上にあらゆる技マシンが使用できるため圧倒的な汎用性を誇る。サイコキネシスをはじめとする特殊技だけでなく物理技も十分使いこなせるステータスのため、手持ちの弱点補完にするも良し、エース運用するも良しの万能ポケモン。モンスターボール PlusはポケGOユーザーじゃなくてもファングッズとしてもよくできている上握り心地がサイコーなのでにぎにぎボールとしても有用だ(ガバガバな宣伝)。

▲氷、雷、エスパー技があれば四天王も恐れるに足らずだ

コラム:このポケモンに気をつけろ!

バリヤード(壁貼り度:★★★★★)

エスパー/フェアリータイプとして新生したパントマイマー。高い素早さからの先制壁張りで攻撃を防ぐ厄介な相手。エスパーの弱点をフェアリーで、フェアリーの弱点をエスパーで補完しているので地味に倒しきれず、かといって絶妙に仕事をして後続をサポートしてくるので先発で出されると後の試合運びに大きな影響を及ぼす。壁を壊すためのかわらわりも1/4軽減のため、いやらしさに拍車がかかった。

▲先発で出てくるケースが多く、ほぼ100%壁を張ってくる

ベトベトン・マタドガス(どくどく度:★★★★★)

毒タイプなんてエスパーでいちころ……と侮るなかれ、半端なステータスではサイコキネシスすら受け切り、必中のどくどくや相性補完のあくのはどうで侮りがたいダメージを与えてくる。どちらかがいるだけでやなかんじ~なパーティ編成になること間違いなし。

▲男なら「だいばくはつ」(やることだけやって自主退場の図)

ケンタロス(すてみタックルの破壊力度:★★★★★★★★★★)

タイプ一致すてみタックルの破壊力が驚異的。壁を貼ってもその上から殴り殺される勢いで、おにびでやけど状態にしようにも炎・ゴースト対策のじしん、受けに来たいわタイプにはアイアンテールを使い分け、頼みのかくとうはあの体たらくなのでこいつ一匹止めるのに二匹がかりになることは日常茶飯事。初代の栄光の復権。

▲対策を立てておかないとこの後大惨事になる


③マスタートレーナーへの道

ピカブイクリア後の最大の試練は各地に点在するマスタートレーナーとの戦いだ。総勢151人(+2人)存在する彼らはたった一匹のポケモンを極めた荒野のガンスリンガーであり、こちらも同じポケモンを使用したミラーマッチを挑んでくる。そのレベルは非常に高い上にステータスは通常よりも遥かに高く、生半可な構成では全く歯が立たない。マスタートレーナーを倒すことでそのポケモンのエキスパートである称号を獲得できるが、全ての称号を制覇するまでに一体どれだけの時間がかかるだろうか?メキシコの荒野への挑戦は始まったばかりだ。


コラム:プレイバックピカブイ

▲ひっ……こいつ立った上に喋った……!

▲アイデンティティの喪失が重すぎる

▲どう考えてもヤバい人だ。近寄ってはいけない

▲バカな……ジムの中に摩天楼だと……!?

▲歯車 歯車 働こう 幸せな一日を始めよう ああ パーツ一体感

▲(この人は突然何を言い出すんだろう……)

▲流石にその鳴き声は雑すぎないか

▲これがプロのみが許される両手持ちデュアルボールシステム画面……!

▲図解最後のポケモンはミュウツー……ではなくプクリンでした(最後までつきのいしに苦しめられた図)


④終わりに

この記事に書かれている内容はあくまでCPU戦を想定したものであり、対戦による検証は一切行っていません。読者の方々はこの記事を含め、くれぐれもネットや攻略本の知識のみを鵜呑みにせず、自身の身でもってポケモン対戦の面白さを知ってみてください。(編集部より)


特別付録:参考リンク集

やすおかのポケモンなどブログ レトロ攻略本|「ポケットモンスターを極める本」のレビュー・紹介

ほろんけ 「ポケットモンスターを遊びつくす本」の思い出

タニシの拠点 ポケットモンスターを極める本

【かけるのブログ】 書評:ポケットモンスターを遊びつくす本

ポケモン本を斬る! ポケットモンスターを遊び尽くす本(赤、緑、青) KTC

「極める本」検証


(END)

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