モノクロの童謡


信じられない。嘘だろ。


年末ライブ行ったんだよ。

nexUs TOUR 2018の振替公演でさ、9月にやる予定だったのが台風直撃で延期になって、やっとこさ決まったと思ったら12/28とか年の瀬でさ。

しかも対バン相手のメンバーがインフルエンザにかかって急遽ワンマンライブになってさ。「こんな忙しい時期にわざわざ来るなんて暇だなお前ら!」とかシノダが笑っててさ。

急なワンマンだったけど古い曲も歌ってさ。SisterJudyとかモンタージュガールとかも最高だったし。

ダイアモンドホールでもCLUB QUATTROでもアポロベイスでもJAMMINでも最高のライブだった。

いっつもライブの最後に「次のアルバムはめちゃくちゃいい出来だから楽しみにしてくれ」ってすげえいい顔でwowakaが言っててさ。


信じられない。


自分の音楽体験のきっかけは間違いなくVOCALOIDで、今現在でも音楽ライフの根幹になってるけど、その中で「人間が歌う曲」に初めて意識を向けたきっかけの一つがヒトリエのインディーズのEPだった。あのときはメロンブックスで委託販売してたんだぜ。びっくりだろ。今調べたら2012年リリースだった。「ルームシック・ガールズエスケープ」ってEPだぞ。

でも、ボカロPのwowakaとヒトリエのwowakaの両方を知ってて本当に良かった。動画を投稿していたのもステージに立っていたのも、どちらもまぎれもなく本人で、「ボカロが歌うか人が歌うか、どっちが好きか」じゃなくて、「それぞれに全く違う良さがあるし、どっちか片っぽしか選べないなんてルールもない」という考えに至ってから、古今東西いいと思った音楽を片っ端から聴くようになり、まーそのおかげで自分を見失うほど音の洪水にモッシュされることになるわけだけど、その中でもどんどんエッジを増していくギターと4つ打ちのダンスロック、めちゃくちゃ早口の歌詞のwowakaとヒトリエは他に代わるものがない特別な音楽だった。

アンノウン・マザーグースもめちゃくちゃカッコよく、ライブでも全員がうぉーうぉーやる最高のアンセムになってて、動画で先に聴いたときとライブ行った後では全然印象が変わってた。そういう発見がすっげえ好きで、他のアーティストのライブなんかもよく行くようになったし、wowakaとヒトリエは自分にとってまさしく音楽の母だった。童謡を楽しみにしてた子供だったんだよ、おれは。


というか『HOWLS』もつい昨日友達に貸したばっかりだぞ??「めちゃくちゃカッコいいバンドだから聴いて!聴け!」って押し付けたばかりだぞ??どうなってんだ???


ちくしょう。


「ご冥福をお祈りいたします」とか「お悔やみ申し上げます」とかなんかそんな言葉をかけるべきなんだろうけど何も言葉が出てこない。きっと天国でも小難しいこと考えながら詞を書いたり作曲してるんだろうな。

あなたが作った曲はすべて届いています。今まで本当にありがとうございました。また、そのうちに少しずつ色を帯びていった童謡を聴きに行きます。それまでは、ここであなたが残していった素晴らしい音楽を聴いて、歌って、踊っています。本当に、本当にありがとうございました。

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azitarou

音楽のおはなし

主にわたしが、好きな音楽について語っている小話集です。
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