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『I can't control myself』歌詞全文&ライナーノーツ

どうも、編集担当のツラニミズです。
2019年2月28日にリリースされたAZKi BLaCKの1ndオリジナル楽曲『I can't control myself』の歌詞全文とライナーノーツをまとめました。

『I can't control myself』歌詞全文

閉ざした世界
かすかに聞こえる音
世界で二人きりみたいだ

届きそうな手 すれ違った心が
ちょっと 痛むんだ

ここで待って ここで待って ここで待って
決められないままで
戸惑い 溢れて しまうよ

もう何度も繰り返した
零れた想いを 数えて

何度も繰り返した
世界 世界 開くのを待っている
 
壊れた世界
周り続ける針は
ちぎれた意識繋いでいく

歪んだ金属音 鳴り響く心に
ちょっと響くんだ

ここで待って ここで待って ここで待って
記憶繋げないまま
狂って壊れてしまうよ

もう何度も繰り返した
神様に願いをかけて 何度も繰り返した
世界 世界 開くのを待っている

もうなんにも いらないから
零れた想いは幻

何度も繰り返した
世界 世界 開くのを

もう何度も繰り返した
神様に願いを かけて

何度も繰り返して
世界 世界 開くのを待っている

井口イチロウ氏プロフィール(作詞作曲編曲)

初めまして井口イチロウと申します。
SCRAMBLESというクリエイターチームに所属しており、
普段は作曲・編曲に加え、自社スクール
「スクランブルミュージックカレッジ」で講師もしています。
今回、私が作詞作曲させていただいた
「I Can't Control Myself」のライナーノーツを..
との事なので、解説させていただきます。

この曲は、キャラクターを想像して世界観に合わせた楽曲を
作るのではなく、“どんな楽曲でも歌いこなせるアーティスト”として
カッコイイ曲をカッコよく歌い、それがAZKiさんの色に
なっていくように願いながら制作
しました。

結果として、AZKiさんのダークでかっこいい部分が出せるような
楽曲になったのではないかと思っております。
普段は自作曲の解説をする機会も少ないので、トラックを作るにあたって
考えた事などをちょっとだけ抜粋して解説します。

【楽曲について】
イントロ、個人的には静かに始まるのが好みです。
ロックな曲である事を印象付けるため、
(短いですが)後半でドラムとベース、ギターも加えています。
ストリングスもこっそり顔をだしてます。

【Aメロ】
ドラムのキックとピアノで16のビートを感じられるよう作っています。
音が色々入ってますが、前との対比で淡々と進むイメージになりますね。
Aメロの2まわしめから楽器が増えます。
ギターはよく聞くと32分音符の細かいリズムが入ってます。

【Bメロ】
ドラムが4分で頭打ちになり激しくなるので
対比させてメロディは少なくさせています。
ここでは(一回聞いてわかるリズムだと飽きてしまうので)
ギターはちょっと変わったリズムを刻んでいます。
個人的にサビはBメロの後半が重要になっていると思っています。

【サビ】
一番激しく、かつ爽快感がでるよう楽器をいれてます。
誰が聞いてもここがサビだとわかるようライブで初めて聞いた人でも
手が自然にあがってしまうようなイメージ
で作ってます。
メイン楽器はドラム、ベース、ギター、ピアノですが、
サビのビートを補強するようなフレーズのシンセもいれています。
楽曲が派手に聞こえるので、作曲される方にはオススメの方法です。

【最後に】
部分ごとに解説をいれてみましたが、聴いて頂くときは
私の想いは気にせずに自由にAZKiさんの透明感のある歌声を楽しんで
いただけたらと思います。 ありがとうございました!

AZKiライナーノーツ

AZKi BLaCK音楽クリエイターチーム“SCRAMBLES”の皆さんが手がけてくださることになり、これまでにリリースしてきたAZKi WHiTEとは違ったかっこいいロックサウンドの音楽を展開していきます。

ちなみに、通称BLaCKは「黒あん」、WHiTE は「白あん」と呼んでいるので良かったら開拓者のみんなも使ってくださいね。

記念すべき黒あんの1曲目はこの「I can't control myself」という曲で、SCRAMBLESの井口イチロウさんに作っていただきました。かっこ良さの中にメロディの繊細なところもあって歌っていて本当に楽しかったです。

今回は、SCRAMBLESさんのスタジオで収録させていただいて、黒あんのイメージも手探りながらだったのですが、井口先生のディレクションがとても素敵で、とても楽しい収録でした。曲の雰囲気やタイトルからも自分をコントロールできない、制御できないという意味を持っていたので、自分を保てなくなるような少し不安定な歌い方とか感情を込めた歌い方とか色々と試した結果、無事に黒のAZKiの完成形ができたかなと思います。BLaCKは音楽も歌もかっこよさの中に生命力みたいなものを感じてもらえるように作っていきたいです。

今作のAZKiの聴いてもらいたいポイントは、曲の後半で落ちサビという静かになったところのサビがあるのですが、実はここの裏でそっと囁いています。意外と歌を囁くのって難しくて苦戦したのですが、苦戦した分良いものになったと思います。曲の細部にもこだわっているのでぜひ耳をすまして聴いてみてください。

これからAZKi BLaCKAZKiらしく開拓者のみんなと
突き進んでいきたいと思います


どうぞよろしくね。
AZKi


この曲を受け取ってくれたあなたへ

ライブやフェスで、「今カルチャーの神様がいるとしか形容できない状態」を感じることがあります。それは音楽そのもの、パフォーマンスするアーティスト、会場の空気感や環境などすべての要素がかみ合った瞬間に起こるものだと思っています。

そして僕はSCRAMBLESの皆さんが作る音楽で、それを何度も何度も感じてきました。激しいモッシュの中で生きていることを実感することまっすぐ伸びたロングトーンの歌声に脳が判断する前に涙が出る現象、そんな貴重な体験を何度も何度もしてきました。

いつか来るであろうリアルライブの場で皆さんとお会いするとき、もしかしたらモッシュが起こるカルチャーではないかもしれないけれど、楽曲を通して「神様がいるとしか形容できない状態」を感じていただけるように大切に大切に楽曲を育てていきたいと思っています。
(ツラニミズ)

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