さよならヒーロープレス用

『さよならヒーロー』歌詞全文&ライナーノーツ

どうも、編集担当のツラニミズです。
2019年6月30日にリリースされたAZKi BLaCKの5thオリジナル楽曲『さよならヒーロー』の歌詞全文とライナーノーツをまとめました。

『さよならヒーロー』歌詞全文

簡単な迷路だと思ってた
いつかはゴールできるはずだったんだ
わざと行き止まりを選んでいた
純粋を培養したような世界

分かってんだよ!
自分の所為なんだ
大人になればなるほど
すれ違ってく
でもまさか
こんな結末とは

何もできずに
笑ってた

さよならヒーロー
大人の階段
矯正された利き手のように
強い弱い繰り返し
暗中模索
さよならヒーロー
大人の階段
しぼんだ夢引きずりながら
ほんとの自分隠さないで
暗中飛躍
おはよう
ニューヒーロー

「叶わない夢なんて悲しいから
子どもの頃とっくに捨てちまったんだ。」
そんな悲しいこと言わないで
純粋を培養したような世界

分かってんだよ!
他人の所為してさ
周りを否定して
自分を肯定する
でもまさか
こんな結末とは

何もできずに
笑ってた

さよならヒーロー
大人の階段
自分のことすら他人事
絶望もせず 繰り返し
暗中模索
さよならヒーロー
大人の階段
裕福が故の不幸自慢
ほんとの自分隠さないで
暗中飛躍
おはよう
ニューヒーロー

きずかないうちに
身近なものから
支配されてるんだ

交通標識
ゲームのシナリオ
テレビの放送
すべて矢印
すべて矢印
すべて矢印
きっと僕らは

さよならヒーロー
大人の階段
矯正された利き手のように
強い弱い繰り返し
暗中模索
さよならヒーロー
大人の階段
しぼんだ夢引きずりながら
ほんとの自分隠さないで
暗中飛躍
おはよう
ニューヒーロー


豊住サトシ氏ライナーノーツ(作詞作曲編曲)

こんにちわ! SCRAMBLES豊住サトシです。
 SCRAMBLESというクリエイターチームに所属しており、
作曲、編曲
をやっています。

SCRAMBLESでは、BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiREなどの
制作
に関わらせてもらっています。

AZKi BLaCKの「ひかりのまち」「シットデイズ」に引き続き、
第5弾「さよならヒーロー」の作詞作曲編曲をさせていただきましたので、
ライナーノーツを書かせていただきます。

まず曲調について、「さよならヒーロー」は前向きながらも
切ないメロディーピアノとストリングス
広がりのあるサウンドをイメージしています。

Aメロでは打ち込み系のドラムの音色ですが、
Bメロからは生ドラムの音色に切り替わり
一気にロックサウンドになります!

そしてサビ前に一度Aメロを登場させてからサビで開放感を出しています。
そういったサウンドの切り替わりにも注目して聞いてみてください。

ミックスではブレスがしっかり聞こえるようにブレスの音量を
大きくしたり、位置にもこだわりました。

「ひかりのまち」「シットデイズ」に対して「さよならヒーロー」
より前向きになれる曲 です。AZKi BLaCKの中でも明るい曲に仕上がっていると思うので、これまでの曲と比較しながら楽しむのも良いかもしれません。

是非たくさん聞いてください! ありがとうございました!

AZKiライナーノーツ

黒あん5曲目は、葛藤を抱えながら生きている少年少女、
いや、大人の皆にも届けたい!
そんな一曲になりました。

今回の曲は「ひかりのまち」「シットデイズ」でお馴染みの
SCRAMBLES豊住サトシさんに曲を書いていただいています。
豊住さん曲はゴリゴリとロックでかっこいいという印象だったのですが、
今回はロックな音楽の中にも優しさや穏やかさがあって、
全体通して爽やかでかっこいい感じに仕上がっていると思います。


誰だって夢や憧れがあると思います。
こうなりたい、ああなりたい。でも現実は厳しい。
それになれなかった自分、っていうところに葛藤が生まれる。

AZKiも毎日が葛藤だらけです。

理想や思い描く姿があってもなかなか近づけない。
でもそこで諦めたり、別の道を行ったりしてしまうと、
どんどん遠ざかっていってしまうんですよね。

やりたいこと、なりたい自分。
大人になったから出来ないし、
大人になってそんなこと言ってるなんて
恥ずかしい、なんて思わないで。

この曲を聞いて、一歩踏み出してもらえたらいいな、って思います。

そして、今回の曲のタイトルは「さよならヒーロー」ですが、
もう一つのタイトルをつけるなら「おはようニューヒーロー」です。
こうあるべきだ、こうなったらきっといいと言うヒーローと、
自分のなりたいようになりなさいと言うヒーロー。

この曲には二人のヒーローが登場しているので、
全体の歌詞もぜひ見ながら聞いてください。
それと、歌詞に出てくる「純粋を培養したような世界」っていいですよね。
どんな世界なんだろう。真っ白でピュアピュアな世界なんですかね。

この曲を受け取ってくれたあなたへ

この曲のデモが上がってきたとき、自分のことを言われているような
感じがして、ドキッとしました。


挫折や葛藤、何者でもない自分への劣等感や、
それでも向かい合って信じていきたいという気持ち

誰にだってあると思っていて、それをしっかりと突き刺してくるような
この楽曲は、肯定の曲であり、応援の曲であるのかな?と感じています。

弱さを認めることや、自分が何者なのか?を見極めることって
とても難しいことだとは思います。
でも、それをやらないと前に進めないんだよなぁ。

ひとりでできることは限られてるし
大きくなるためにひとりではできないこともたくさんあって、
感謝とか受け入れることとかってスゲー大事なんだなぁ
って最近思わされてたので、そんな「受け入れることの肯定」の曲として
頑張るあなたにたくさん聞いてほしいです。

(ツラニミズ)

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