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やべっちF.C.終了報道はコップの中の嵐なのか

午前中にやべっちF.C.終了のニュースを東スポがうったのを見て、まあソースが東スポやしな~と思った人も中にはいそうやけど、令和の今、東スポも他のスポーツ紙もそんな大差ないというのが個人的意見なので、ニッカンから後追い記事が出てやっぱそうなるよねと思いました。

さて、くだんの報道にあたり私のツイッターのTLは結構この話題が多かったんだが、それは私がサッカーに興味があり、同様なアカウントを多くフォローしているからそうなるのであり、世間一般では「やべっちF.C.が終わるらしいよ」というのがどの程度のインパクトある話題なのかは分からない。
が、漠然と
「サッカー番組が終わる」
という意味でのインパクトではなく、
「矢部浩之の番組が終わる」
という意味でのそれなら大いにあるんじゃないかなと感じたんですがいかがでしょうか。

■「やべっちF.C.」が終わって困るのは誰だ

サッカー好きのはしくれとして、ここでは「サッカー番組が終わる」の視点で考えてみる。
で、まず私個人としては、やべっちF.C.がなくなっても大して困らないというのが正直なところである。
では21世紀に入ってからの私とサッカーとの付き合いを振り返ってみましょう。

・代表戦、W杯は見る。W杯は日本代表よりドイツやイングランド代表を楽しみに見る。
・その後2013年から地元のギラヴァンツ北九州を応援するようになる。

はい。以上の流れから、そもそもやべっちF.C.とはそんなにかかわりがないのだった。
Jリーグに興味がない頃は当然見る必要性を感じていなかったし、その後Jリーグのチームを応援するようになったとはいえ、
自分が応援するチームが
J2→J3→(今シーズンようやく)J2
という身からすると、応援するチームの選手が出る事はまずないので見んでも特に問題ない
し、まあそれでもでじっちとかは楽しみに見てたりしたけど、という感じである。

それでも一応、ここ数年やべっちF.C.を録画予約はしているのだが、余程見たいネタがある時以外は熱心に見直すわけでもなく、見ないまま消去する回もあるレベル。
しかし、世の多くのJ1チームのファン・サポーターの思いは違うのかもしれない。
毎週自分の応援するチームが出るのを楽しみにしていたのに、という人も多多いのではなかろうか。
J1チームを応援した経験がないので私にはよく分かりませんが。
けどまあ熱量の高低差こそあれ、毎週見ていたという層の視聴者数が、番組を維持するレベルに達しなくなったということなのか。
まあ本当の事情は私などには分からないんですけど。

■それでも無料のTVがサッカー番組をやる意味■

スイッチをオンすれば誰もが見れるテレビ番組で、サッカー(Jリーグ)の番組をやる意味はあると思う。
能動的にではなく、ついうっかり(言い方)見てしまった時、何かの要素がささってJリーグに興味を持つ人が現れる可能性は多少なりともあるハズだし。
今の時代、若い子はテレビなんて見んし、そもそもテレビ持ってない子も多いしというのは事実だと思うが、
未来のJリーグファンは何も若い子だけとは限らない。
今後数十年に渡って少子高齢化は進むし、まだまだネットよりテレビという層にも、現役引退後末永く娯楽として付き合っていく選択肢にJリーグ観戦が加わるかもしれんし。
そしてまだ親と一緒にテレビを見るという習慣がある子供たちもいるかもしれんし。
まあそう考えるとテレビで「なんとなく通りすがりに見てしまった」となるための放送時間帯というのは考えた方がいい気はする。
それが日曜日の夜遅い時間でいいのかとか。
かといって、もっとみんなが通りすがって見るような時間帯にサッカー番組放り込めるのかと言えば、そんなリソース割く価値がサッカー番組にあるのか?という問題にぶち当たるし。
難しいですね。

より濃くてマニアなサッカー好きの要望に応える存在は地上波TV以外の課金番組やYouTubeチャンネルになっていき、
ライトなファンや通りがかりの人には無料地上波TVを、という風に上手くすみ分け出来るようになるのが理想なんだろうけど、さてどうなるか。

新型コロナウィルスのせいで一気にパラダイムシフトが進むと言われているけど、無理やりな解釈をするとやべっちF.C.の終了もその一環かもしれんね。
っていうのすら実は世間一般からしたら些末な話なんかもしれんね。
(野球以外のスポーツ観戦文化が壊滅的に育たない福岡県民の感想です)


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