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真なる春の怪 『改正原戸籍』

本年3月1日より住民票を置く居住地の自治体にて他地域に留め置く戸籍が取れるようになったことはご存じだろうか。
我が実弟の他界、そして二年前に鬼籍に入った実母の除籍謄本であり、原戸籍が必要となり、予め予約をとった日にちと時間に役所に出向き手続きをさせて頂いたのだが…… 正味2時間ほどの時間を要した。

出てきた謄本や改正原戸籍を眺め観ると時間がかかることも道理と思えた。
役所の窓口担当者が丁寧に出力した書類の説明をしてくれるのだが……
とあるところでわたしの返事が止まる。
「………… 」
「次の謄本は… 」
「チョット待ってもらえますか…… 誰だこれ ? わたしの知らない人が戸籍謄本に出てるんですけど ! ! …………え゛------っ ! ! だれ っ! ! これ!」
云うてみたところで窓口担当者が知るわけもないのである。
それでも、一応、声は出るのだ。え゛------っ ! ! だれ っ! ! これ! と。


さて、あの野郎……死んで4年も経ってなお俺を驚かせるか !
多分、わたしが小説を書いているのをあの世から眺め観て、ネタを振ってよこしたのだろう。
書きかけの小説「人 柱」に挿入する良いネタが出来た。

まぁ、わたしもこの歳だから「フフン~」とやっつけることも出来るが
多感な時期の子供だったらいきなりあんなものを見たら傷つくだろう。

まったくアイツだきゃぁ、死んでからも人騒がせなやっちゃで。
ったく。。。

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