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毎日の一言メモ【2020.7/16〜7/31】


あずきは毎日スマホのメモ欄に、日付けとなんでも思ったことを書き留めている。
日記とは呼べないほんの些細な文章。
それらを今になって読み返してその時自分が何を考えていたかを思い出し(思い出せない時は諦めて)、また書き留めてみました。

略して"あず留め"。

太字がその時思ったこと。
矢印以降が今それを読んで思ったこと。



7/16

見た目で判断しないってむずすぎるよだって選択肢が無限にあるから何もかもが失礼になる

→今から長々と屁理屈を言いますよ。
例えば、短髪でパンツスタイルの一人称が「俺」の方に「彼女はいますか?」と聞いたとする。
しかしその方は心は女性で好意の対象は男性の男装が趣味の方だった場合、この質問は見た目で判断しているため失礼にあたる。
もっと浅い質問で「おいくつですか?」と聞いたとする。
「実は産まれつきホルモンの病気で老け顔なんです。だから昔から年齢を聞かれるのが怖いんです。」
そんな答えが返ってきたら?
要は何が言いたいかと言うと。
『見た目以外にも地雷なんか山ほどあるやろがい!!そこまで考えてんのか!!俺はそこまで考えられへんぞ!!おらぁ!!!』

以上、声のデカい馬鹿でした。


7/17

なにもかもが差別になる、誰も傷つかないネタってなんや

→誰も傷つかないお笑いなんか無いのにね。
「1人でも嫌な気持ちになる人がいればやめよう」とかじゃないのよ。それでは解決しないのよ。
「エンターテイメントは全て異常で虚構。自分に出来ると思わない」なのよ。
気が狂ってる奴らの集まりなんだから。
分けて考えないと。


カレー屋の集まりがしょうもなくて腹立つという意見

→これは僕が唯一行きつけにしている立ち飲み屋のマスターの意見。聞いたとき笑ってしまった。
「今度カレーフェスに行くんですよ〜」と何気なく言った時に出てきた意見。
マスターいわく、「1人で勝負出来ひんからって徒党を組むだなんてしょうもない。キモい集まり。そっちで勝手に集まってやるのはいいけど誘ってくるな。こっちに来んな」とのこと。
虫ケラ扱い。
カレー屋に親兄弟生き埋めにされたんか。
「へへっ笑」
僕が出来る精一杯の返事でした。

7/18

そらご機嫌斜めよなぁすまんなぁ、お金でしか繋がり方を知らんのか?

→覚えてないけどまるで風俗嬢が痛客に思うようなセリフね。

俺程度が簡単に「言葉にできない」とは言ってはいけない

→僕は人として経験が浅い。
大した感動も大した衝撃も未だ受けていない。
だったら言葉で説明出来るようにならなければならない。

ってことかな???

7/19

立ち直ったと慣れたと飽きたはどう違う?どう判断してる?

→例えば僕は現段階でR-1グランプリ2回戦を落ちたてホヤホヤです。正直まだ憤ってます。
でも時間が経てばいずれこの気持ちは減少します。
その時の僕は果たして、立ち直ったのか。慣れたのか。飽きたのか。ハッキリとはわからない。
皆がどう判断しているのかを知りたい。

「メガネ買おかな〜♪」「うぃ〜」仲良すぎ

→家で誰かと誰かが言うてたんかな?
それとも俺と誰かが言うたんかな?
答えは闇の中…。

芸人も声優も顔、でもルッキズム批判、ちゃんちゃらおかしいわ

→「芸人も声優も顔」は今思うと間違っていると言える。
『芸人も声優も華』が正しい。
イケメンは華がある。でもイケメンとは言い難い顔の人でも華がある人はいる。
華が何かはわからない。
でも大勢人がいる中でなぜかその人を見てしまう求心力みたいなものが、顔や表情から出ている。それが華。
『でもルッキズム批判、ちゃんちゃらおかしい』これはそのまま。ちゃんちゃらおかしい。

マンネリ化してるカップルは餃子作ればいい

→お互いの餃子の形を見れば実家の姿とかも浮かぶし、イジりあえたりする。会話が産まれやすい。
みんな餃子作ったらいいのに。

7/20

やっぱ大坂なおみの件はまだ納得いかんなぁ、流行りもんで皆が騒いでるように見える

→ノーコメントで。

7/22

いなかのくるま、人の死、ドラマチック

→わけわからん。なんのことやの。

冗談でも「出世払いで」と言ってくれた、収支内訳書の地代家賃と持続化給付金が入ったら連絡する

→吉本の社員さんの言葉。
コロナ禍による支援金の手続きをしに本社に赴いた時、僕以外にも数多いる芸人の手続きの手伝いをしているからかとても疲れている社員さんがいた。
その方と質疑応答や雑談をしながら手続きを終えた後「ありがとうございました。めちゃめちゃ助かりました」と伝えたら「ホンマやで〜?お礼は出世払いやからね!」と。
冗談混じりで言ったので本心はわからない。
でも僕は泣きそうになるほど嬉しかった。
こんな売れてない、劇場メンバーでもなんでもない僕のことを『出世する』と信じていてくれたことが心の底から嬉しかった。
ありがとうございます。
あずき坊主、頑張ります。
あと僕昨日R-1負けました。
出世するのもうちょっと待っててください。

7/23

大二に負け芸を説かれたの今になって腹立ってきた

→説かれたってほどしっかり話されたわけでもないけど、「あずきさんみたいなタイプの芸人は負けとかんとダメっすよ」みたいなことを言われた気がする。
やかましい、と思った。

芸人のTシャツを着たくない、人が好き.柄が好きに加えて世話になってるから.もらったから.が入る、不純

→最近芸人がよくグッズTを出している。
それぞれデザインが凝っていてこだわりも見えてとても良い。
でもああいうのって『自分が着ているところを製作者の芸人に見てもらってなんぼ』みたいなところあるじゃないですか。
一緒に写真撮ったり、SNSあげたりして完結。みたいな。
アレが邪魔くさいよね。
仲良くなりたい人のグッズをわざわざ買って「買いました!!」とか言うのは別に好きにしたらいいけど。
所詮服は服やねんから。

喋りが上手やなくてもっとインパクトあるワードを

→これはホンマにそう。
上手かろうが記憶に残らなければ意味無し。
下手だろうと記憶に残れば勝ち。
あずきに出来ることはワードを練り上げることのみ。

7/24

泣くように鳴いてる子猫に向かって「ちっ、うっさいねん」というおじさんがいる街、それが宗右衛門町

→最高ですよね。THE 無法地帯って感じでワクワクしますよね。
そういえばこないだ宗右衛門町で、小柄なおばちゃんに
プロレスラーみたいな兄ちゃんが恫喝している場面を見た。
たぶんどちらもキャッチの人。それぞれの持ち場をどうしたこうしたとかでモメていた。
ただおばちゃんが一歩も引いていなかった。
兄ちゃんよりもさらにデカい声で「ワタシナニモシテナイダロ!!!オマエガドッカイケヤ!!!!!」と圧倒していた。
どうなったかはわかりませんが、これぞ宗右衛門町って感じでした。

アイドルのライブ中に、「続いてのゲストはこの方!」で俺

→死んでしまうぐらいアウェイな場ってなんだろうと考えた時の答え。

45分15分がすごく合っている

→集中する時間:休憩時間。
今もタイマー片手にこの時間でネタ書いたりしてる。
受験生の如く。

7/25

本入れが割れたぴえん

→これは確実にぴえん案件。悲しかった。
カバンに本を裸で入れていると端の方が折れ曲がったりしてしまうので、プラスチックの四角い入れ物を使っていた。
それがある日カバンの中で粉々になっていた。悲しい。
そらぴえんも出る。
たぶんこの時期に覚えた言葉だろう。

喫茶店での他人の会話はおもんないなぁ、「おもしろーい」の連呼はおもんないな、もれなく男前風はおもんないなぁ

→人のことを「おもしろい or おもしろくない」だけで判断するもんじゃない。


7/26

遊とご飯食べた

→隣人の中村遊直(なかむらショートライナー)は僕のことを篤(あつし(本名))で呼ぶ。
なので僕も彼のことを遊(ゆう(本名か定かではない))と呼ぶ。
腹で何考えてるかわからない同期。

スカイピースの誕生日ラップ、やっぱ楽しくないとなぁ、ともすれば怖いのはダメかなぁ

→YouTuberのスカイピースさん。
すんんんんんごい明るくて楽しそう。
そら売れる。

南梨央奈、川越ゆい、シャンパン開けたら乳首イジリ、骨の上にすぐ皮膚、感情枯れすぎの顔野口さん、ケチャップさん締め、「言われた通りソープで童貞捨てましたNSでした」「今日性器ピアスあけてきました」

→AV女優のイベントを司会のケチャップ河合さんが締めてしまうんかい。と思ったのプラス、聞いた事のない会話のメモ。
いまだに理解出来へん。
性器ピアスってなに。
正気の沙汰じゃない。

7/27

どんな男でもSEXのラストスパートに必死で腰振ってるって考えたら笑けてくる

→ものすごいスカしたイケメン。
自分のミスをなすりつけて部下を叱責している上司。
投資で年収ン千万稼いでる実業家。
カワイイで売ってるアイドル。
シュールな芸風の芸人。
風俗嬢に説教する男尊女卑野郎。
表向きにはどんな顔して生きていたとしても。どれだけロマンチックな雰囲気で前戯を行なっていたとしても、雑に強気に女性を扱っていたとしても、SEXのラストスパートでは射精だけを考えて最高速度で腰を振っている。
どれだけカッコつけてクールに生きていてもここだけは全員必死。
笑ってまう。

ルッキズムで芸能界が死ぬ?

→人を見た目で判断してはいけない。
でも芸能界は見目麗しい人が表舞台に立つ。
それを世間が求めている。
どうにも矛盾している気がしてならない。

生理のことは聞くだけじゃなくて己でも調べて考えろ

→男子諸君に言いたいこと。

俺の性格は今求められてる芸人像に向いてないかも

→明るく、楽しく、善意で溢れて、誰とでも仲良くなれて、可愛げがあって、素直で、お笑いが大大大好きで、誰も傷つけない芸人には到底なれん。
これが「今求められている芸人像」なのかどうかは知らんけど。

黒人のコメディアン、言い切れる、傷つけない笑いなんかない

→『傷つけない笑い』なんかちゃんちゃらおかしい。
そんなもんあるかいな。
あるんやったら教えてくれ。
いちいち理由つけて傷ついたるわ。

スタンディングオベーションって前の人が立って見えへんから後ろも立つだけやろ

→これは偏見。見方が穿り過ぎ。そんなことない。

楽しいより先におもしろいを考えてしまった、おもしろいは楽しいの先にあるのに

→僕の芸人人生最大の失敗。

7/30

ピノ、どん兵衛1万分の1でハート型、同じ値段払ってんのにおかしいやろ!!クレーマー

→そういう遊びしろなのにね。
同じ値段出してるのになんで俺のはハート型じゃないんだよ!!ってことでしょうね。さもしいね。

有名人のSNSに教えを説く人おるけどなんで下に見てるんやろ?正解なんて人それぞれやから「私はこう思います」やのに、でもそれなら伝える必要ない

→そもそも僕思うんですけど、売れてる芸能人にSNSで質問とかアドバイス送る人って無視されてることをどう受け止めてるんですかね?
対等だと思ってるんですかね?1:有象無象なのに。
売れてる芸能人なんて周りに優秀な人が山の様にいてるんだから、顔も名前も知らない人のアドバイスなんか例え正解だとしても聞いてられないでしょ。
よくわかんないですね。
あとYouTubeとかのコメント欄でウケ狙いの発言する人もよくわからない。
そんなとこで「ワロタ」「このコメント好き」とか言われるより現実でウケて笑い声聞く方が100倍気持ちいいのに。

恫喝やぼったくりの動画見てたら心臓ぐってなる

→共感生羞恥というのに近いものです。
あたかも自分がその場にいるような緊張感を勝手に感じてしまうので最後まで見れない。
最近だと、同期の隣人の特番の『隣人の〇んじん』で橋本が店員として修行している自転車屋さんに、変なキャラの中村が行ったら店長はどんな反応をするか、というドッキリがあった。とても人の良い店長さんだったので「この人がドッキリをかけられるのか」と思ったら途中から心苦しくなって最後まで見れなかった。
でも面白い。
まだTVerで見れるみたいなので是非に。


7/31

結婚式で愛の歌歌うの意味わからん自分の言葉使えよ、失恋して別れの歌はわかる言いたくない言葉を言って吹っ切るため

→他人が考えた詩を自分の最愛の人に送るなよ。つたなくてもいいから己の頭で考えた言葉で表せよ。
でも失恋の歌はわかる。
自分が受け止めたくない言葉や言いたくない言葉を無理矢理に吐き出して、発散して次に進むため。これはわかる。
ただ結婚式で歌うのはなぁ…。
カラオケ行け。

不躾に内側に入ってくるのが許せん

→僕はパーソナルスペースが狭い。
知ってる人でもグッと入ってこられたら「お前誰やねん」ってなる。
でもなるべくそれを顔に出さずに穏便に済ませて許す様にしている。
なぜなら、自分も気づかない内に人のスペースを侵しているだろうから。
自分だけ守ろうとするのは虫が良すぎるもんね。






このメモ達が現段階であと2年8ヶ月分ある。

僕が死ぬまでに書き終われるだろうか。

ぴえん。

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