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白あん

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私の詩作品だけ集めたものです。 トークを読み飛ばしたいかつ人間の汚い面を見たくない人向け。 全部含めて読みたい場合はマガジンのつぶあんか私のタイムラインがオススメ。 時間のあると… もっと読む
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2019年8月の記事一覧

【詩作品】home

怒った顔も拗ねた顔も
君のすべては僕の宝物
君と暮らすこの街は
光あふれる宝箱

君と笑って君と泣いて
すべての瞬間が花になる
花咲き誇るこの街は
ふたりだけの秘密の楽園

**********

あとがき

「君」と暮らすこの街が大好き。
ずっと一緒にいようね。

【詩作品】モーニングコール

耳に届く
君の歌声
胸を叩いて
僕を起こす

受話器の向こう明るい声が響く
僕は隠す 僕は隠す胸の高鳴り
少し長く君の声が聞きたいから
僕は話す 僕は話す寝ぼけたように

**********

あとがき

モーニングコールを引き延ばしてしまう悪い癖。

【詩作品】昇らない太陽

太陽が沈んで夜がやってきた
私を照らす太陽はもう昇らないの?
夏の終わりの少し冷える風
私が求めた愛をさらって空に消えたよ

ビルの隙間で強い風に
よろめき独り涙して
つかみたい手はそこになかった
闇をつかんで倒れ込む
あざ笑うようにネコの目が揺れる
滲む視界でゆらゆらと
作り上げた砂の王国
風に崩れ戻らない

**********

あとがき

崩れた心は戻らないことを知っています。

【詩作品】ウーファーみたいに

小さな胸が踊り出すほど
あなたに恋しているの
止めないで鳴らし続けて
お願いDJ
恋のリズムを

丸い瞳に見つめられて
ドキドキ止まらなくなるよ
体中に痺れる重低音
恋をさせてね
あなたのリズムで

**********

あとがき

「あなた」が恋のリズムを奏でるたびに、私の心もドキドキするの。

【詩作品】あしあと

あなたと刻むのは
ふたりで歩く歴史というあしあと
頼りないけれど
確かにそこに残るふたりのあしあと

近付いたり離れたり
時にケンカもするけれど
いつでも隣に並んでるよ
心地良いから

行き先を見失いそうなとき
あなたの手をつかむよ
行き先を見失いそうなとき
私の手をつかんでね

あなたと刻むのは
時計の針と小さなあしあと
太陽が回るように
あなたと私のカレンダーが進む

振り返ったそのときに

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【詩作品】LDM

雲ひとつない晴れた空見上げて
恋心を描くよ
高く昇る想いと止まらない鼓動は
フォルティッシモ

あなたに届け
このメロディ
突き抜ける空
止められないよ

ちょっと違う
小刻みなステップ
コケティッシュ
振り返ってね

大きな腕でハグしてほしい
私の高さでキスしてほしいよ

**********

あとがき

Lovely Dance Music。
「あなた」と一緒に踊りたい!

【詩作品】嫉妬

あなたがあの子の話をするたびに
私の心が流れてゆく
深い嫉妬と削れてゆく感情
頬に流れる川は激流に

**********

あとがき

ねぇ、知ってる?
ひとりで涙を流していること。

【詩作品】君の笑顔が僕の希望

虹が輝く
雨上がりの空に眩しい太陽
びしょ濡れになった僕の心を
優しくあたためてくれる

虹が輝く
雲間から覗く太陽
君の明るい笑顔が
僕の希望になる

**********

あとがき

そこにいた、明るい太陽。
僕は気がついた。

【詩作品】ラピュタのお姫様

古い市壁に囲まれた小さな街で
鼻歌を歌いながら歩く君の後ろ姿

少し離れて見つめるだけで
胸が張り裂けそう

大きな自然と歴史の道に
抱かれ優しい笑顔になった
君が振り返るたびに苦しくなるよ
伸ばせない手のもどかしさ
届かない愛を胸にしまって
振り返り歩き出すことはできなくて

胸を張って前を見て
未来へ歩く君の後ろ姿を見送る

**********

あとがき

友達。片想い。
好きな気持ちをし

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【詩作品】特別

君に手を伸ばして
頬に触れて
やわらかい幸せを感じて

頬を染めて
目を閉じて
くちづけて

**********

あとがき

何度も重ねたくちびるを今日も重ねよう。
それが特別な出来事だって知っているから。

【詩作品】永遠の誓いなんていらない

永遠の愛なんて信じていない
強い力でぎゅっと抱きしめて
今ここにある現実が
何より大切だから

時は流れゆくものだから
明日の行方は誰にも見えない
愛しい人も消え去るもの
その日まで抱きしめていて

**********

あとがき

別れの日が来るまで、ずっと。

【詩作品】僕にできること

君はなぜ瞳の奥の涙を見せない?
僕に君を救える強さがないから?

小さなこの手は君の涙を拭けない
だけど手を取っていつまでも寄り添うよ

君の隣にいて
手を取って
涙の理由を聞くよ

隠した傷
苦い記憶
こぼれる真実

手を取って
聞くだけ
力不足の僕

流れた涙は
目を覆うほどに綺麗

涙が枯れるまで
そばにいるよ

**********

あとがき

「僕」が「君」のためにできること。
それは

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【詩作品】わがまま

幾千の言葉より
大切なことがある
ぎゅっと抱きしめてほしいよ

机越しの遠距離恋愛より
近い君がいい
少しわがままかな

**********

あとがき

「君」が遠い。
近くにいて。
おねがい。

【詩作品】ここにある幸せ

太陽の光
明るい君の「おはよう」
眩しい朝の出来事
ここにある幸せ

二人並んで歩く
狭いホームで
ふとした瞬間
触れた肩先

顔を向けあい
赤くなって
目を背ける

**********

あとがき

なかなか素直になれないね。
でも、こんな瞬間だって私にはタカラモノだよ。