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白あん

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私の詩作品だけ集めたものです。 トークを読み飛ばしたいかつ人間の汚い面を見たくない人向け。 全部含めて読みたい場合はマガジンのつぶあんか私のタイムラインがオススメ。 時間のあると… もっと読む
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2020年3月の記事一覧

【詩作品】水平線の向こう

水平線の向こうに待つ
ふたりが目指す未来は
きっと輝いている

合ったらそらす瞳
触れたら離れるあたたかい手
明日を誓う言葉
染まるふたりの頬

船は進んでゆく
恋心を乗せて
水平線の向こうへ

**********

あとがき

出港直後のふたり。
今はまだ照れて向き合うこともままならないけれど。
船は恋心を乗せて進んでゆく。

【詩作品】くるくる

毎日お日さまはやってくる
回るたび開いてくる桜
思わず出てくるハミング
春がやってくる

君からの電話かかってくる
約束で埋まってくるカレンダー
くるくる回しちゃうかわいいペン
しあわせがやってくる

くるくる回る時計の針
約束の土曜がやってくる
次々あふれてくる「スキ」
君に伝えたいトゥインクル

**********

あとがき

「私」のスキはくるくる舞って、「君」の笑顔に照らされて。
「君

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【詩作品】しあわせの暗い空

春空の下ふたりで並んで
春の花が咲く広い歩道を歩く
季節が巡ってもあなたの隣にいる
大きな安心感

私の空は少し暗くて
花が咲く季節なのに少し冷たい
大きなあなたの影に包まれている
頬をなでる風が心地良い
このままでいたい

**********

あとがき

少し暗い空。
それは「私」のしあわせの証。

【詩作品】朝日はまた昇るから

広大な青い空を見上げると悲しくなる
弱く小さな小さな僕
指のすこしの隙間を風が通り抜ける
目の前のモノをつかむことすらできない

僕には何ができるだろう?
何もない僕ができることを探し続けている

力の限り叫んだなら
未来を変えることができるのだろうか
心の限り書き続けたなら
誰かの胸に届けることができるのだろうか

届けない選択をするより
届かないことを悩む方が良い
朝日はまた昇るから

***

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【詩作品】おとこのこ

僕のくちびるに噛みついて
笑顔の小悪魔ガール
小さなわがままで
いつも僕を困らせる

アニメに出てくるような
おいしいハプニングなんてないと思う
けれど目の前の君となら
そんな未来も欲しい

ミニスカート小悪魔ガール
酔いつぶれてソファで寝てる
伸びる脚を見つめてたら
寝言が聞こえて目をそらす

これがアニメだったなら
先に進む展開なのかも
けれど現実は違う
おいしい未来が欲しい

君とのひととき

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【詩作品】こいごころ

抱きしめて抱きしめて心ごと
ぬくもりに包まれたい
君のこと叫ぶほど花開く
春の訪れのように

**********

あとがき

「君」を想うたび、花開くような感覚になってゆく。

【詩作品】求めてるモノ

smiling 心から笑え
壁をごまかす為じゃなく
screaming 秘めた野性を放って
世界を攫って  

オレがオマエに求めてるモノ
飾り付けた言葉じゃない
オレの時間を止めるような
裸のまんまのオマエの中心

綺麗なモノだって汚い部分だって
全部含めてオマエだろ

そのまま光って

**********

あとがき

たまに訪れる恋愛成分ゼロ詩。
裸の心を見たとき、時間が止まるような気がし

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【詩作品】デート

雲で少し暗い
朝から空が Cry
だけど心は晴れていて
飛び跳ねるほどに Happy Day

待ち合わせの1時間前
ドキドキ抱えて待ってる
少しでも早く会いたいよ
僕だけに見せて Shiny Smile

「世界中で君しかいない」
そんな風に伝えたくなる恋
毎日感じている

**********

あとがき

暗くなる雨でも「僕」の心は晴れている。
「君」のせいだね。

【詩作品】君との日

君との日を数えて一年が経つね
甘い太陽も苦い雨も共に過ごしたね

波にはしゃぐ君のかわいい姿が焼き付いてる
雪の中抱きついてあったかいと言った君が焼き付いてる

花の季節
目を擦りながら見上げる君
花の季節
胸を焦がす輝く横顔

次の季節も共にいたい
いつもそう願っているよ

花の季節
ふたりの春は花と共に

**********

あとがき

変わる季節と変わらない想い。

【詩作品】ひとり月を見上げている

すれ違いもふたりがいなければできない事だって気付いた
すれ違った日々を思い涙した
今はもう部屋にいない君の面影がとても恋しくて
月明かりの下記憶のアルバムをめくり喜びと悲しみが同時に押し寄せる

**********

あとがき

涙は流さないと決めたから。

【詩作品】大切な街 #呑みながら書きました

誰も知らない
歩くことのない
大切な街

言葉と色と音が
飛び交う街

誰もが手のひらの窓をのぞき込んだら
優しい空気が頬をなでてゆくよ

心を癒す安らぎのメロディも
心を鼓舞する燃え盛る言葉も
ここにはある

触れられない街
無数の人と
交差点で

心を交わし
ハイタッチする
仲間たち

それぞれの場所
それぞれの言葉
それぞれの絵で

今日もつながるよ
「ありがとう」感情があふれるよ

***

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【詩作品】Drop Distance (B SIDE)

地球の影に沈んでいった太陽
明日も君と並んで見たいよ
海辺の風がふたりの間を通り過ぎる
隣にいるのに君が果てしなく遠い

君と僕の空白(スペース)と限りない宇宙(スペース)と
どっちが広大かなんてわからないよ
手を伸ばせば届くはずの30センチメートル
心から涙が流れる音がしたよ

【詩作品】君は僕に似ている

君は僕に似ている
繊細さに共鳴してる

君は僕に似ている
紡ぐ言葉は僕の理想

君は僕に似ている
似ているからこそ憧れる

君は僕に似ている
優しく沈み込む言葉たち

**********

あとがき

勝手にインスピレーション詩。
「あなたはわたしの双子。」というNonさんの言葉から。

同族嫌悪という言葉もあるけれど、似ているからこそ惹かれると私は思います。

【詩作品】スキだよ

スキだよ
何度でも伝えたい

スキだよ
ふたりがいる瞬間

スキだよ
いつかは終わる

スキだよ
その日までずっと

**********

あとがき

焦がれる日も、穏やかな日も、甘い日も、優しい日も。
いつかは終わる。
人が人でいる限り、永遠はない。
だからその日まで何度でも伝えたい言葉がある。
スキだよ。