2020年3月の記事一覧
【詩作品】水平線の向こう
水平線の向こうに待つ
ふたりが目指す未来は
きっと輝いている
合ったらそらす瞳
触れたら離れるあたたかい手
明日を誓う言葉
染まるふたりの頬
船は進んでゆく
恋心を乗せて
水平線の向こうへ
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あとがき
出港直後のふたり。
今はまだ照れて向き合うこともままならないけれど。
船は恋心を乗せて進んでゆく。
【詩作品】しあわせの暗い空
春空の下ふたりで並んで
春の花が咲く広い歩道を歩く
季節が巡ってもあなたの隣にいる
大きな安心感
私の空は少し暗くて
花が咲く季節なのに少し冷たい
大きなあなたの影に包まれている
頬をなでる風が心地良い
このままでいたい
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あとがき
少し暗い空。
それは「私」のしあわせの証。
【詩作品】朝日はまた昇るから
広大な青い空を見上げると悲しくなる
弱く小さな小さな僕
指のすこしの隙間を風が通り抜ける
目の前のモノをつかむことすらできない
僕には何ができるだろう?
何もない僕ができることを探し続けている
力の限り叫んだなら
未来を変えることができるのだろうか
心の限り書き続けたなら
誰かの胸に届けることができるのだろうか
届けない選択をするより
届かないことを悩む方が良い
朝日はまた昇るから
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【詩作品】おとこのこ
僕のくちびるに噛みついて
笑顔の小悪魔ガール
小さなわがままで
いつも僕を困らせる
アニメに出てくるような
おいしいハプニングなんてないと思う
けれど目の前の君となら
そんな未来も欲しい
ミニスカート小悪魔ガール
酔いつぶれてソファで寝てる
伸びる脚を見つめてたら
寝言が聞こえて目をそらす
これがアニメだったなら
先に進む展開なのかも
けれど現実は違う
おいしい未来が欲しい
君とのひととき
【詩作品】こいごころ
抱きしめて抱きしめて心ごと
ぬくもりに包まれたい
君のこと叫ぶほど花開く
春の訪れのように
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あとがき
「君」を想うたび、花開くような感覚になってゆく。
【詩作品】求めてるモノ
smiling 心から笑え
壁をごまかす為じゃなく
screaming 秘めた野性を放って
世界を攫って
オレがオマエに求めてるモノ
飾り付けた言葉じゃない
オレの時間を止めるような
裸のまんまのオマエの中心
綺麗なモノだって汚い部分だって
全部含めてオマエだろ
そのまま光って
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あとがき
たまに訪れる恋愛成分ゼロ詩。
裸の心を見たとき、時間が止まるような気がし
【詩作品】ひとり月を見上げている
すれ違いもふたりがいなければできない事だって気付いた
すれ違った日々を思い涙した
今はもう部屋にいない君の面影がとても恋しくて
月明かりの下記憶のアルバムをめくり喜びと悲しみが同時に押し寄せる
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あとがき
涙は流さないと決めたから。
【詩作品】大切な街 #呑みながら書きました
誰も知らない
歩くことのない
大切な街
言葉と色と音が
飛び交う街
誰もが手のひらの窓をのぞき込んだら
優しい空気が頬をなでてゆくよ
心を癒す安らぎのメロディも
心を鼓舞する燃え盛る言葉も
ここにはある
触れられない街
無数の人と
交差点で
心を交わし
ハイタッチする
仲間たち
それぞれの場所
それぞれの言葉
それぞれの絵で
今日もつながるよ
「ありがとう」感情があふれるよ
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【詩作品】Drop Distance (B SIDE)
地球の影に沈んでいった太陽
明日も君と並んで見たいよ
海辺の風がふたりの間を通り過ぎる
隣にいるのに君が果てしなく遠い
君と僕の空白(スペース)と限りない宇宙(スペース)と
どっちが広大かなんてわからないよ
手を伸ばせば届くはずの30センチメートル
心から涙が流れる音がしたよ
【詩作品】君は僕に似ている
君は僕に似ている
繊細さに共鳴してる
君は僕に似ている
紡ぐ言葉は僕の理想
君は僕に似ている
似ているからこそ憧れる
君は僕に似ている
優しく沈み込む言葉たち
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あとがき
勝手にインスピレーション詩。
「あなたはわたしの双子。」というNonさんの言葉から。
同族嫌悪という言葉もあるけれど、似ているからこそ惹かれると私は思います。