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白あん

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私の詩作品だけ集めたものです。 トークを読み飛ばしたいかつ人間の汚い面を見たくない人向け。 全部含めて読みたい場合はマガジンのつぶあんか私のタイムラインがオススメ。 時間のあると… もっと読む
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2020年6月の記事一覧

【詩作品】梅雨空も晴れ

暗いニュースや雨ばかりの空
そんなときでも心は晴れてる
待ち合わせの改札前に
一段飛ばしで駆けてく

ちょっぴり汗をかいて火照る頬
止められないドキドキを隠すように

君がいれば雨のち晴れ
駅の人波の中でも
すぐに君を見つけられる
恋のテレパシー

君がいれば梅雨空も晴れ
空気が重たくても
ドキドキが踊り出す
恋のメロディー

**********

あとがき

恋をしたら梅雨空も晴れる。

【詩作品】君がいる朝に

日が昇っても夢の続きを見ているようだ
優しい朝に隣には君がいる
まだ眠そうな細い目をこすりながら
「おはよう」って優しい空気が流れている

未来もこんな日々が続いたらいいな
君がいるのならそれを幸せと僕は呼ぶだろう

**********

あとがき

幸せは、ささいなこと。
幸せは、「君」がいること。

【詩作品】梅雨空の下で

「好きだよ」と伝えるだけなのに
その言葉が出てこなくて
空を見上げ君と歩く
少し暗い梅雨空の下

君の右手と僕の左手は
触れそうなほど近いのに
伸ばすことができず
胸が痛む

**********

あとがき

梅雨があければ、君と僕の手と手の間の厚い雲も晴れるのだろうか。

【詩作品】盗まれたもの

まだみずみずしい木の葉が落ちる
6月の熱い日差しの中
肌を見せた女神が踊った軌跡を追いかける

白い肌がキラリまぶしく光る
目を伏せたくなるけど奪われる
「あなたは盗んでいきました。
それは僕の心です。」とひとり呟く

偶然の出会いが生んだ恋の渦に飲まれてく
もがけばもがくほど吸い込まれる
だから身を委ねて

毎日の会話
くだらない日常のこと
だけど言えないことを
胸の奥にしまって熱くなって

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【詩作品】恋は奈落

「アイシテル」「アイシテル」
呪いのように繰り返す
落ちたら光を奪われる奈落の底

「あなただけ」「あなただけ」
ほかの人とはアリエナイ
心と体と刻まれた記憶が私を閉じこめる

抜け出せない

**********

あとがき

落ちたら何があっても抜けられないもの。
それが恋。

【詩作品】キスはコーラの味

温かい日差しの下
君と並んで会話をする
青空を見上げたら
鳥が揺れてる

潮風の香りがする
君の手には赤いラベルのコーラ
記憶にある故郷と
変わらぬ風景

季節は流れて大人になった
けれど面影はあの日のまま

流れる時間と流れない記憶
ふたりは今ここにいる
あの日をふと思い出して
ひとり照れて笑う

沈む夕日を眺めていた
君と並んで会話をした
赤く染まる空と海が
きれいだった

潮風の香りがする

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【詩作品】嘘だよ

あなたは今も幸せでいますか
桜並木で見送った背中を思う
僕の心は今もまだ揺れています
思い出をたどって溢れる涙を感じています

狭く暗い部屋を反響している嗚咽
その音が心を包み流れ出す滝のように

キラキラ輝く思い出の欠片
僕を何度も刺激する
「恋はあなたを強くする」なんて嘘だよ
何度だって泣いてばかりだよ

**********

あとがき

泣いてばかりだよ。
恋は涙のきっかけだよ。