2020年10月の記事一覧
【詩作品】少女のわがまま
愛し合って満たされる
そんなふたりだけれど
ひとりで日を浴びた瞬間に
溶け出してしまう魔法
心が通じ合っていれば
信じ合えば大丈夫だなんて
都合のいい言い訳でしょ
そばにいて
もっとずっと
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あとがき
もっとずっとぎゅってして。
そして、もっとちゅってして。
【詩作品】あいことば
この身体に羽根があるのならば
海を越えて飛んでゆくよ
体を寄せ合って笑える日のこと
カレンダーに印をつけて待っている
一日にひとつだけ進むカレンダー
早く進むことを願っている
ハートマークを心待ちにして
今日も君にメッセージを送る
朝起きて一番に伝える
夜の君への「おはよう」と「おやすみ」
離れて暮らす僕らの
寂しい気持ち隠すあいことば
今会いたいって思える人が
胸にいる僕は幸せだ
ハートマ
【詩作品】冷たい風と流れる雲
君は今どこにいて何を考えているの?
僕はひとり空を見上げ
あの雲に君を重ねているよ
冷たい海の風が吹く
風に包まれる左手が
君のぬくもりを求めてさまよう
秋の終わり
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あとがき
「君」と見た海と空をひとりで見ると、「君」を探してしまうよ。
【詩作品】セイリング
昇る朝日を眺めていた
手と手をつなぎ眩しく煌めく海辺で
幸せを感じていた
潮の香りと笑う君
「今が続けばいいのに」なんて
ありきたりな言葉を呟いた私
そんな私を君は叱った
「明日の君にも会いたいから」って
時間は進む
不安はあるけど
限りないドキドキだって君となら!
果てのないこの海をふたりで泳ごう
きっとたどり着ける幸せと呼べる場所
時には迷うこともある
でも離れないで
ふたりならきっと大
【詩作品】スキの数だけ
いくつも会えない日の月を数えてきた
受話器越しに伝え合うスキを数えてきた
降り積もるスキの数だけ会えた夜にはくちづけを
この夜に隙間のないほどキスを散りばめる
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あとがき
越えてきた夜の数だけ抱きしめてキスをして。
【詩作品】それは棘のように
心の奥に刺さったバラの棘
抜くことができなくて今でも痛んでいる
揺れる気持ちを押し殺したまま
見てみぬふりをして笑っている
乾いた笑顔でなんとか生きている
胸の奥に刺さる輝くバラを見ないふりをしている
君の言葉が胸に刺さる
忘れようとしたバラを思い出す
ゆうきを出して手を伸ばして掴む
手に刺さる棘は心地良い
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あとがき
勝手にインスピレーション詩です。
あずきさんの作
【詩作品】もしも戻ることができるのなら
「好きだよ」と伝えたいだけなのに
言葉が出てこない
心地良い関係が変わることを恐れて
君との時間は何より大切で
なのに踏み出せなくて
愛しい背を見送る白いチャペル
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あとがき
なんとなく過ごした時間を巻き戻せたら何か変わるのだろうか。
変えられないような気がしています。
【詩作品】胸と空に刻むよ
雲のない青空から手紙が舞い降りてくる
舞い上がるような嬉しい言葉が散りばめられている
羽根がないように見えても羽根があったようだ
気持ちいい浮遊感が僕を包んでく
僕の歴史で最大級の出来事
雄大な歴史の中では小さいけれど
46億の流れの中のほんの一瞬の出来事だけど
僕らが今いる2020年って年を胸と空に刻むよ
いつまでも残るように
新しい風が吹けば次の季節へ
この流れは止められないからこそ
【詩作品】空気になりたい
僕は空気になりたい
いつでもそこにいて
いつでも包む
僕は空気になりたい
あなたが苦しむ時
変わらずにそこにいる
僕は空気になりたい
あなたが言葉を投げた時
そっと受け止める
僕は空気になりたい
周りの目が変わっても
変わらずにそこにいる空気に
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あとがき
意思表明noteです。
きっかけはこちら。
それに対してこんなことを書きました。
人によっては「冷たい」と
【詩作品】不器用な生き方
霧の中でも歩いてゆくよ
少しでも先へ
まだ見ぬ未来が見たいから
たとえ傷ついたとしても
空が見えなくても歩いてゆくよ
立ち止まりはしない
雲のない空が見たいから
心の向かう方へ
未来は訪れるものじゃなく
自分で選ぶもの
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あとがき
うまく生きられない。
これしかないんだって思う。
【詩作品】飲み込む言葉の味
愛していると君に伝えたくて
でもふたりの関係は複雑で
言いたい言葉を飲み込むたびに
胸が痛んでいく
せめて夢の中だけでも君と
君とくちびるを重ねられたら
そんな風に考えるだけで涙が
涙がこぼれていく
この気持ちを恋と呼ぶなら
僕は恋なんて知りたくなかった
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あとがき
伝えられない気持ちは、痛い。
【詩作品】小さな不安
不安に震えていた寂しい指先
ふたり絡め合ったら
少しだけ心が晴れた気がした
君の体温が僕に伝わる
それだけで強くなれる
僕の体温が君に伝わる
それだけで安らげますか
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あとがき
「君」がぎゅっと手を握る。
それがきっと答えだね。
小さな不安さえも晴れていく。
【詩作品】ふたりのこと
すれ違いや間違いを繰り返しながら暮らしている
そんな僕らはこれからもずっと並んでいられるだろうか
ぶつかり合うのはきっと馴れ合いじゃなく信頼で
通じ合うため
伝え合うため
お互いのことをもっと深く知っていくため
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あとがき
ぶつかり合うのはきっと、お互いのことを考えているから。