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白あん

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私の詩作品だけ集めたものです。 トークを読み飛ばしたいかつ人間の汚い面を見たくない人向け。 全部含めて読みたい場合はマガジンのつぶあんか私のタイムラインがオススメ。 時間のあると… もっと読む
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2020年11月の記事一覧

【詩作品】小さな願い

道端に強く咲く小さな花に憧れていた
小さな隙間に根を張り強く生きている

敷かれたレールをただ歩いてきた
少しだけ外れることが無性に怖かった

小さなゆうきを出してレールを降りてみた
はまることのないジグソーの1ピースになる

私は私でいい
他の誰でもないし誰かが私になることもない

道端の花になる
誰かの心に光る花になれたらそれでいい

誰の心にも映るハイビスカスでなくていい

********

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【詩作品】ずっと考えてしまう

アスファルトに敷かれてる
黄色いじゅうたんを歩く
君と手をつないで

この季節にしてはあたたかい
でも少し身を縮めるような風
気にならないほど

君と出会ってぬくもりを知った
見えない宝物を見つけた

思い返せば出会ってからはずっと
僕の心に君がいた

遠く離れてもすぐ近くにいても
同じように感じていた

**********

あとがき

なぜだかいつも「君」のことを考えてしまう。
たぶんこれが

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【詩作品】こどものように

空に書いた「愛」という文字が曲線を描いて
ゆるやかに滑り出す
追いかけていこう
君とならできる
明日にたどり着ける

**********

あとがき

空を舞う飛行機を追いかけて走った日を思い出しました。

【詩作品】宝探し

朝目覚めて最初に飛び込む
東の窓に見える街のゴールド
そんなありきたりな光景に
毎日感動する君が好き

「心が透き通ってる」
そんなことはありえないと思ってた
君に出会って変わった
比喩表現じゃなく真実だと知った

日常に溢れる宝石を探そう
君となら見つけられる
小さな感動が無限にある

朝目覚めて最初に小さくキスをする
君の一日の始まりの感動は
僕がいいなんて思った

**********

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【詩作品】風に舞うイチョウの葉

11月が刺すように冷たい
風を感じる手のひら
触れていたい君はいない
イチョウの葉が宙を舞う

「降り積もる雪みたい」と
雪の降らないこの街で
そんなふうに言う君が好き
けれど君はもう隣にいない
風に乗って去った

**********

あとがき

風に吹かれる黄色い葉を見ると、「君」との日々を思い出すよ。

【詩作品】パーティーナイト

少しあたたかい夜の
公園に集まれば始まる
音を絡ませるパーティータイム
僕らは声の代わりに

少しやんちゃなチェリスト
おしとやかガールのヴィオリスト
競い合うように張り合う
仲良しふたりのヴァイオリニスト

切ない夜を彩る 「寒い夜だから」
おどけて「survival dAnce」
弦と弓を音に変えて僕らは今夜も踊るよ

クレイジーカルテット
まだあたたかい11月を
ダンシングミュージック
星降

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【詩作品】海のメロディ

山に駆け上って
ひとりで海を眺めていた
君と見た海を

記憶に流れるメロディ
優しい潮風が運んできた
君との思い出

小さな帆船が舞う
とても静かな内海で
君との思い出が敷き詰められたこの海で

光のない砂浜で
波音とひとつの足音が響く
記憶の中ではふたつの
足音が優しく絡まる

どうしてここに今いるのだろう

波がないように見える静かな海が少しずつ滲んで揺れている
君の香りを含まない純粋な潮風が

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【詩作品】恋はエンジン

ふたりの間には見えない壁がある
ふたりの間には見えない溝がある

ひとりの力では壊せない壁
ひとりの力では渡れない溝

恋はひとりでするものだから
ひとりの力で叩くしかない
届くように叫ぶしかない

恋はひとりでするものだけど
君を想えば強くなれるから
ふたりになれるんじゃないかって期待してしまう

**********

あとがき

恋はひとりでできる。
ふたりになりたくて、「私」は強くなれる。

【詩作品】痛む頬

雪が降りアスファルトが少しだけ白くなる
そんな朝は君のことを思い出す

年に一度ぐらいしか雪が降らないあたたかい街
「寒い」って言いながら僕の頬に触れてきたね

ひらひらと舞い降りる小さな雪の粒が
かじかんだ君の手よりも冷たくてひどく痛む

終わりを始めたきっかけなんて今ではどうでも良くて
君がいないだけであたたかい街は寒くなると僕は知った

**********

あとがき

「君」と出会うまで

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【詩作品】透明度

道端に転がってるペットボトルを拾う君
自然にそんな振る舞いができる君が好き

小川を小さな魚が泳ぐ
透き通る水は君に似ている
透明なプリズムは虹をかける
そんな君に恋をした
そんな君に恋をした

**********

あとがき

そんな「君」に恋をした。

【詩作品】天体観測

澄んだ空気と夜空の下
触れないように望遠鏡を覗いた
笑顔の君の瞳に輝いた
月が綺麗だ

**********

あとがき

反射する月は、眩しい。

【詩作品】伝わる気持ち

明日へいこう僕と君となら
回る太陽を追いかけられる気がする

少し不安になるときもあるけど
離さずにいようね
繋いだ手があたたかい

**********

あとがき

てのひらと体温で伝わる気持ち。
この感覚があれば、きっと太陽を追いかけられるね。

【詩作品】アドベントカレンダー

時間が過ぎるほどに深まってゆく
空の温度、森の色、街の空気
コートを羽織って道を歩けば
感じる冬と私たちの確かな足音

1日に1つずつ窓を開けば
広がる世界が私たちを待っている特別な季節

心に沈み込み感覚を動かす温かいストーリー
乾いた頬に川を作る切ないストーリー
声をあげて応援したくなる熱いストーリー
心のノートに刻む
二度とない冬になる

24の窓と夜を数えて迎えた日は
刻んだ24のストーリ

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【詩作品】青い鳥はここにいる

君と今ふたり並んで
笑いながらディスプレイを見ている
あの人の歌ってみたなんて
「最高だな」と思いながら聴いている

幸せは近くにあるどころかふたりを包んでいる
見慣れてるこの景色はふたりのキジバト
大切にしなきゃね

気付いていきたい
日常に潜む青い鳥

**********

あとがき

幸せは日常にうまく溶け込んでいます。
探しても見つからない気もするけれど、実は近すぎて気付けないということ

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