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2019年6月の記事一覧
【詩作品】もうちょっとこのまま
優しさが欲しくて
少しわがままを言ってみたりして
あなたの困った顔が
なんとなく嬉しく感じたりする
手を伸ばして
あなたの頬に触れてみたりして
あなたの白い歯が
見えたときに幸せって思えるよ
何気ない一瞬が何より大切
あなたを感じられるから
もうちょっとこのまま
繰り返す毎日が何より大切
あなたを感じられるから
もうちょっとこのまま
あなたがいる日常が大切
あなたが包んでくれる日常が大切
【詩作品】風が身に滲みる
日が落ち風が吹き抜ける
涼しさに孤独を感じる
乱れのない爽やかな
風がやけに身に滲みる
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あとがき
「君」がいれば涼しさを感じることはないのに。
「君」がいれば風は乱れるのに。
乱れなくまっすぐに「僕」にぶつかる爽やかな風が痛い。
【詩作品】小さな世界
秘密の海にいるみたい
誰もいない場所で
あなたとふたり
優しくキスをしてもっと
何も見えなくなるほど愛してほしい
居場所なんていらない
どんな暗闇だって
あなたがいれば
幸せになれるからもっと
腕の中でずっと甘えさせてほしい
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あとがき
「あなた」の腕の中に。それだけでいい。
【詩作品】離れていても
空の向こうの君を想う
離れていても感じるモノ
それを愛と呼ぶのなら
僕らは愛し合っている
君が今泣いている
君が今笑っている
つながるライン君が待っている
言葉のキスを交わそう
**********
あとがき
離れていても、ふたりは愛し合っている。
【詩作品】アジサイは今日も咲く
灰色の空の下
雨に濡れるアジサイは
君の涙が乾くよう願う
散りゆく日を想い
君のために今日も咲く
手を伸ばし涙を拭く
**********
あとがき
「君」の涙が乾くよう願いながら、今日も咲く。
【詩作品】夢のかけらを集めて
あなたと私の身体が
絡むときに刻むこと
愛という名の絆
深く信じる夢
醒めぬように
冷めぬように
ふたりはスベテを重ねていく
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あとがき
小さな夢のかけらを集めた先が、きっとふたりの未来だから。
ふたりは日々互いのすべてを重ねていく。
【詩作品】風が僕を包み込む
優しく風が吹いた
太陽のぬくもりを乗せて
肌を優しくなでてゆく
君に似ている
切なく風が吹いた
やむことのない雨と共に
折れた花に涙する
君は美しい
君に出会えて
世界は変わった
幸せが風に乗り
僕を包み込む
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あとがき
「君」に出会えて、「僕」の世界は幸せな風に包まれた。
【詩作品】吸い込まれそうな星空
空気の澄んだ山へ歩いてゆこう
離れないように手をつないで
見上げれば隙間ないほどの星空
生ぬるい風が少し心地良い
空を見上げる
君の瞳に
映る星空に
ただ見惚れているよ
目が離せないよ
息が出来ないよ
美しい君に
吸い込まれてしまいそう
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あとがき
「君」と星空を見に行こう。
満天の星なのに、「僕」は「君」の瞳に映る星ばかり見ている。
【詩作品】もっと強く
抱きしめて
抱きしめて
もっと強く抱きしめて
あなたの鼓動を感じるほど
そばにいさせて
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あとがき
胸と胸が触れ合い「あなた」の鼓動と「私」の鼓動がシンクロする。
互いの鼓動を感じるほど、もっと強く抱きしめて。