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壽初春大歌舞伎第三部備忘メモ

ジャニオタ、歌舞伎を見る。vol.24

初心者なのをいいことに、あーだこーだ言って後で自分で笑う用の備忘録です。悪しからず。
宙乗りのある演目だったことをすっかり失念し、なんにも考えずにいつもの一階二等席の最下手をとってしまって大後悔…


岩戸の景清

実に華やかでした。莟玉さんの立役は初めてだったのですが、柔らかなかわいらしい容姿の中にすっと一本通った綺麗な所作でうっとり拝見しました。

前述の通り、後から大変に後悔することになったのですが、花道の付け根に入ると、松也さんのフンッと吸う鼻息まで聴こえて、捌ける姿も間近に見られてとても楽しかったです。(今は代役になっているとのことで、残念ですが、松竹のガイドラインしっかりしてるなぁと思ってニュース読んでました)

その週末から始まった鎌倉殿の13人に関するアドリブもあったので、義時を見てきたからには…と帰って録画してある大河を見るなど。(ハマらず、即切りしてNHKオンデマンドで見ている平清盛に専念することと致しましたが……)


義経千本桜

茜屋珈琲店で時間を潰してから三部に来たのですが、常連っぽいお姉様とマスターが話していて「宙乗りはどの席から見るんですか?」「今日は3階から…」なんて会話をしていたのです。そうだった…とここで思い出したのですが、後の祭り。

噂通り、物凄い数とスピードの早替りの数々で、最高でした!!!
いかにも花道から出てきますよ、みたいな鈴の音とライトと仕込んでおいて、舞台上で登場しているだなんて、アナログですけど、しっかり騙されました!(笑)

静御前に狐と言い当てられ、狐になって出てくる場面が一番好きでした。早いし、なんか、カードの正体を言い当てることで元の姿に戻る様子がミラー回のCCさくらみたいとも思いました(CLAMP担)

静御前と言うと、大河ドラマ義経では石原さとみさんが演じられていたので、私の中では若き日のさとみの白拍子姿でイメージが固まってしまっており、お姫様の髪飾りをした静御前に毎度少々驚くなどしております。

さて、いつワイヤーで飛ぶのだろうと下手をキョロキョロ見てしまっていましたが、いざ浮き上がる段になると、歌舞伎好きの猛者たちがワーッと見上げる姿も含め華やかで実に目出度いものを見た!という気持ちでした。
終演後桜吹雪の落下物を松竹のお姉さんに許可を取って写真に取り、拾って帰るおば様なんて、TDCで花咲松松が撒いた松松の粉(松松の粉)を持ち帰る私を見ているようで、どの界隈も同じだなぁと改めて思ったり。
きっと2022年も、お互い推しとエンタメに生かされる一年になることでしょう。


帰りには地下で虎のカスタードパンと、いつもの極み食パンを買って帰りました。

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