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はじめての豊田市美術館/ゲルハルト・リヒター展備忘メモ

12月の頭に、ふぉ〜ゆ〜のライブで名古屋にくる用事とあわせて、東京で見られなかったゲルハルト・リヒター展を見てきました。
実は、豊田市美術館もはじめて。凄く素敵な旅になりました(疲れて翌日曜日は寝て潰してしまいましたが……

リヒター展は今年見た中でもかなり印象に残る展示だったなーと思うのですが、特に↓のような単色で表現される陰影、マテリアリティが好きだなと思いました。

色を沢山使った作品も、熱帯魚みたいな色味がいいなと思ったほか、↓の桜餅の色味(表現)も素敵。

リヒターと言えば、強制収容所にまつわる作品が有名ですが、写真の作品で、無造作に積み上げられた死体が生々しく。
私は大学で第二外国語を選ぶときにナチスに関する文献が読んでみたいという理由で当時ドイツ語を選択したのですが(そしてあんまり上手にならずに落第しかかったのですが…)言い方が難しいのですが、災害や戦争といった困難の中で生まれる人々のストーリーや芸術に昔から関心があり、先日の国宝展でも、震災や戦争を経て今に残る美術の美しさに魅了されました。
暗い部分の方が多いに違いない人類史の中で、困難を生き抜き、こうして作品に残してくれた方たちに最大の敬意を払いたいと思います。


さて、はじめての豊田市美術館、ゆっくり散歩できてよかったです。

反射がたのしくていいですね。

マテリアルや、ディテールも大変かわいい。

レストランで初めて食べたモーンクーヘンも美味しかったです。

今年もよく出かけて様々な物語に触れられました。来年も素敵な作品や建築に沢山出会えますように!

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