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ホワイト化社会

今年は岡田斗司夫が言っていたホワイト化社会を実感する1年だった。

  • ジャニーズ

  • 宝塚

  • ビッグモーター

  • ダイハツ

  • 吉本

10年前だったら無くなることを疑いもしない組織が次々と崩壊の危機を迎えている。
SNSの普及で相互監視が強化されている影響もあると思う。
なんとなく「悪いこともしてるだろうな」と思っていた組織が社会的に糾弾されるようになった。
今炎上している松本人志の件にしても、一昔前の芸人の中では叩かれる程の事ではなかったのだろう。
本人が気づかないうちに許されない時代になったというのは不憫でもある。
人間は歳を重ねるごとに時代の空気が読めなくなる。

ディアボロ

さらに今年は

  • 創価学会

  • 顕正会

という宗教のトップも亡くなった。
日本人にとって心の支えとなるモノが次々と姿を消しているのだ。
レガシーな信者たちは宗教という柱を失い、アイドルファンは推し(偶像)を失った。
「神は死んだ」と言うのは簡単であるが、失った後の喪失感を埋めるためにはどうすれば良いのだろうか。
ニーチェは超人という理想像を説いたが、本人は発狂して死んでしまった。
答えは自分で探すしかないのだろうが、できれば誰かが用意して欲しい。
つまり今は、大量の信者を獲得できるチャンスである。
熱意のある人間は、新たな信者ビジネスを起こして欲しい。

そう言えば、タモリが2023年に徹子の部屋に出演した際
「来年は新しい戦前になるんじゃないでしょうか」
と発言していた。
戦前ということは、これから大きな戦があるということだろう。
文化的な意味での大きな変動が待っている予感がする。

古くて巨大な組織が次々と崩壊した後に、代わりの存在は出てくるだろうか。
ホワイト化する社会の中で新しいものを生み出すのは難易度が高い気もする。

白河の清きに魚も住みかねてもとの濁りの田沼恋ひしき

寛政の改革の狂歌

何だかんで、ある程度汚れた社会のほうが生きやすい気がしてならない。

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