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ぼっちの東海道歩き旅 その11〜府中宿→藤枝宿〜

台風一過のいい天気。歩いた…ぼろぼろに…。

やっぱり20キロ超えると足と心がちぎれそうになります。

前回はこちら↓



府中宿→丸子宿

この辺は東海道マニアには定番なのでしょうか?石部屋の安倍川もち、丁子屋のとろろ汁と、二大グルメスポットが続きます

Twitterで教えてくださった街道歩き界隈のみなさんありがとうございました!

無事、両方ともなんとか行くことができました。

台風翌日の飲み屋街
この時間に解散する人たちがいたけど、
朝まで飲んでたのかな
飲み屋街に十辺舎一九の生家
辞世の句がかっこいい
「煙と共にハイさようなら」
私も死ぬとき辞世の句読みたい


しばらく歩いて安倍川のほとりに着くと、安倍川もちの石部屋があります。

開店9時直後、すでにお客さんが訪れています

なんとここ、東海道五十三次にも描かれている、歴史あるお店

これ
店内、THE休憩処
トイレも江戸で止まっているかのような佇まい
きなことあんこの安倍川もち

昨日食べた安倍川もちとぜんぜん違う…!やはりできたてはもちもち具合が違いますね。

あんこがしつこくなくさっぱりしていますし、贅沢に乗ったきなこの上の砂糖もちょうどいい塩梅。好みの甘さでした。

安倍川は台風ですんごいことに
丸子川
地元中学生の俳句が飾られている
ゲーム「ぼくのなつやすみ」感

のどかな川辺を歩いて、丸子宿に到着です。

そして、東海道ど定番グルメ「とろろ汁の丁子屋」へ

一大観光地

開店は11時にもかかわらず、10:10くらいについてしまって、「早すぎて諦めるしかないか…」と思ったのですが、全くそんなことありませんでした。

1時間ほど前なのに、駐車場には車がびっしり。整理券を取っている人もちらほら見えます。これは11時ぴったりに行ったらむしろ入れなかったなぁ。整理券9番を持って待ちます。

丁子屋近くのお茶直売所で一服。

キリッとした冷茶

こちら水出し緑茶ではなく氷をたっぷり入れたグラスに急須で熱々のお茶を注ぐタイプのお茶でした。味が締まるんだとか。

店主さんが「オンザロックです」と言っていて、まるでおしゃれなバーにいる気分になれました笑

そんなグリーンティー・オンザ・ロックを楽しんだら、念願のとろろ汁!

店内にずらりと並ぶ東海道五十三次
とろろ汁のセット

とろろ自体はねぎしなど牛タン屋さんでよく食べるのですが、自然薯は人生初でした!

普通のとろろより粘り気が強いからか、「とろとろ」ではなく「たぷん」という感じ。例えが悪いですがスライムみたいな動きをします笑。


麦とろご飯ってさらさらたくさん食べれちゃいますよね。峠越えの英気を蓄えます。

箱根の峠越えに備えた「甘酒茶屋」でも思いましたが、「これを食べるためにここに来た観光客」とは心情が違いすぎる笑。

こちとらマジで峠越えに備えているわけですので、東海道の案内板でよくある「峠前の最後の憩いの場」みたいな表現はほんとうに共感できるのです。

「当時の味」を味わいたい方はそこまでの道のりを含めて体験してみることをおすすめします笑!



丸子宿→岡部宿

丁子屋を過ぎると、山が少しずつ近づいてきます。

川の雰囲気も変わります
迫る山
どんな店だろうか
道の駅

道の駅を過ぎると、観光名所「明治のトンネル」や「つたの細道」への案内が始まります。

平安の古代東海道、旧東海道、現東海道
そして4つのトンネルが作られています
こちらが古代東海道「つたの細道」のはじまり
うっそうとした草木
台風直後だしやめときました
たぶんこれが平成のトンネル
私は明治のトンネルを目指して高架を歩きます

しばらく旧東海道を歩き進めると、間の宿「宇津ノ谷峠」が現れます

橋を渡ると江戸時代
風情のある小道
〇〇屋という看板が各家に掛かってる
集落を抜けて高台から振り返る

まっすぐ歩けば100mくらいの間ですが、並ぶ家々は誰が住んでいる民家でありながら、江戸時代の風景を留め続けています。

観光地として売り出すわけでなく、静かにただ、今もその暮らしが自然と続いている感じ。もはやテーマパークの作り物なのではないかと、錯覚してしまうほどでした。

間の宿を抜ければ、「明治のトンネル」に到着です。

明治のトンネルは日本初の有料トンネル。今は無料かつ自動車は通れませんが、明治のレンガ造りがそのまま残る名所として知られています。

苔むした丸子側
明るい岡部側
トンネル内
色の変わったレンガと明治らしいハイカラなライト

山のトンネルは怖いものですが、自然とこのトンネルは怖がらずに通り抜けられました。

明治からの建造物を管理する人がいて、見に来る人がいて、生きてる人の気配を感じるからですかね笑?

人に忘れ去られたトンネルのほうが、よっぽど怖いのかもしれません。

トンネルをごうごうと吹き抜ける冷たい風。トンネルの前後にはいるのに、トンネル内には一切いない虫たち。触るとひんやりしっとりした赤レンガ。

写真じゃ全然伝わらないので、行ってみてください。怖くないので笑。

トンネルを抜けると岡部宿が近づきます。

茶!



岡部宿→藤枝宿

岡部宿は街として大きいわけではないものの、立派な本陣があります。

門構えがすごい
人がいるのかと思った
門だけではありません
城の跡地かなと思うほど
有形文化財です

「本陣」がここまで大きく観光施設になっているのは初めてみたかも…!

こういう小さな宿場はこじんまり史跡があってさらっと通り過ぎてしまう印象でしたが、ここは見応えがありそうでした。(この辺から疲労でそれどころではない笑)

小野小町もここで自分の疲れ果てた姿を嘆いたらしい
一緒だね
この辺の民家はサッカーボール風の手毬が並ぶ
横内村は街道沿いに栄えていた
間の宿ではないみたい
峠を超えて川幅もずいぶん広くなった
国道沿いの安心する眺め
スーパー、ファミレス、牛丼屋、車ディーラー…
どこも同じなのがむしろいい
藤枝のアーケード
到着!全然写真なかった!笑



歩いた結果まとめ

びっくりするほど測れてなかった笑
足したら23キロ
宿場は3つ

ホテルに着いたあとの何もできない感が凄すぎる…徒歩10分くらいの駅へも、徒歩5分のコンビニへも行けません笑。

とりあえず寝るか…笑。

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