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プロンプトの出し方

応用行動分析を活用した療育に
欠かせないことがあります。

それは、

エラーレスラーニング

というものです。

エラーレスとは
誤学習をさせないこと。

つまり、ABAでは
最初から適切な行動を
教えるのです。


日本人の教育は
「失敗は成功の元」という、
失敗から学ぶスタイルですが、
それでは適切な行動が
なかなか身につきません。

それどころか、
誤学習したものが
ずっと定着してしまうため、
訂正するのに時間がかかったり、
訂正できないまま一生を終える可能性も
実はあるのです。


お子さんの誤学習を防ぐために、
ABAでは「プロンプト」を
活用します。

プロンプトとは、
適切な行動に導くためのヒントです。


このプロンプトを
活用する際に大事なことを
3つお話ししていきます。


1.プロンプトの種類

実は、プロンプトには
種類があります。

ただ、その種類を気にしていては
何だか勿体無いです。

そもそも種類なんて知らなくても
プロンプトは出せますからねw

大事なことは、
「お子さんの学びスタイルに
合っているかどうか」

ということです。


大事なことが分かったと思うので
いよいよプロンプトの種類を
お知らせしていきますね。


①身体プロンプト

「身体」という言葉が
ついている通り、
大人がお子さんの手を取ったり、
手を添えたりする
直接的なプロンプトです。

誤学習を招くことが
ほとんどないのですが、
お子さんの立場からすると
自分で「できた」という感じが
最も少ないのがこのタイプです。


②視覚プロンプト

お子さんへの
直接的なサポートが少なく、
発達障害の特性の一つを
上手に活用しているのが
視覚プロンプトです。

例えば、ひらがなのカードを
選ぶ際には
文字をはっきりさせたり
ちょっとした印をつけたりと
視覚に訴えるような
プロンプトも考えられるでしょう。

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最後までお読みいただきましてどうもありがとうございます。いただいたサポートは、発達障害の育児である「おうち療育」を広めるために活用させていただきます。