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働きあうこと

リビセンのみんなの働きかたや在り方や姿勢について
なんて表現したらいいんだろうなぁ、と考えていたら、
働きあう、ということばが浮かんできた。

ひとりの働きが、誰かの働きに作用する。
仕事をしていれば当たり前のことなのだけれど、
ここ1年でスタッフが増えて、しみじみ実感している。

今年はスタッフが4人入ったのだけれど、その4人の働きはもちろん、
それまでずっとリビセンを支え続けてくれてきたスタッフの変化が、
めちゃくちゃ大きい1年だった。
ひとってこんな風に変わっていくんだ、超えていくんだ、と感動的ですらあった。

新しいスタッフが入り仕事をいくつか引き継ぎ、
うまれた時間と心の余裕で何をするのか。そこに個々人のセンスが出て、
楽しませてもらったし、姿勢が垣間見えて嬉しかった。

見ていてもどかしいこともあったけれど、
幸いわたしが産後でまったく余力がなく手出しも出来なかったので、
その後、ちゃんと手こずったり失敗したり傷ついたりして学んで、
どうにかしよう、とたくましく立ち上がっていく姿を見れた。
(私にとって、これはとってもいい経験でした)

リビセンでのはたらきかたは、アメーバのようだと思う。
誰かの仕事を他の誰かにかっちり当てはめることなんてできない。
みんな、アメーバみたいにでこぼこだから、
誰かの凸に合わせて誰かは凹になって、
誰かの凹に合わせて誰かが凸になる。
自分の主軸となる業務範囲はありながら、
他の業務にも横断的に手を伸ばしていく。
そうして業種に縛られず各々の得意ややりたいをいかせる場所に手を伸ばし合って、各々がちょうど生きあう形を見つけたらチューニング完了。
その先は「そっちは任せた、こっちは任せろ」。
こうなった時の各々の覚悟と集中力に裏付けられたクリエイティビティで作られていくリビセンが、もうたまらんのです。
みんなが自分の場所を自分で見つけて作っていくたくましさも素晴らしい。
こうして、働きあった結果として、今のリビセンはできている。

カフェに食洗機を導入するとき、飲食の先輩に
「アルバイトは辞めるけど、食洗機は辞めないよ」と
冗談交じりに言われて、たしかにー、なんて笑ったけれど、
食洗機は食洗機のはたらきでしかないけれど、
人のはたらきには変化があって、自らの変化はもちろん、
一緒に働くひとや環境によっても、どんどん変わっていくんだぜ、
はたらきあえるんだぜ、これ、めちゃ楽しいよ、と、いまは思う。
(もちろん食洗機は最高)

リビセンで働くうえで<役割>と<存在>は、別々にそれぞれすごく大切なんだと思う。求める役割はある。けど同時に、良く働きあえる存在であってほしい。
あなたの存在は、業務の遂行と同じくらい、みんなを、リビセンを、あなたを作る上で大切です。スタッフみんなに、そう思う。

働きあおう。

(photo by リンテン写真館


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