見出し画像

【‘‘同心力を極める’’】

-同心としての読書、書くことの本義へ-

京都アニメーションの作品で『ツルネ』という弓道の世界を描いた作品を鑑賞してから、私自身の中で大きく変わったことがありました。
弓道には、射法八節や息合いなど技術論である競技としての弓というものから、精神論である道としての弓があり、どちらの教えも欠けてはならない大切な存在であり、弓を引くことから、競技者であるその人の気持ちが音になる弦音は清らかで美しいものがあって感銘を受けました。
弓の道は果てしなくて、まさに自知の明であると言っても過言ではありません。
『ツルネ』から感じたことは、自分以外のチームメイトたちと心を一つにする、同心というものが大切であるということを学びました。
この‘‘同心力’’と呼ばれるものは、読書においても重要な考え方であって、作品を鑑賞し、物語から読み取れる作者の思いを鑑賞者側の我々は自ら寄り添っていくことが求められると考えられます。
作品を読む、鑑賞するという行為は一見すると受容されるという考えとして思われがちですが、決してそうではありません。
心をかよわせる為には、物語で描かれた人物たちの心情へ同心することで今まで見えてこなかった世界が広がり、物語を読み解く新たな可能性を広げることが出来るものだと私は思いました。
『ツルネ』における弓道の世界から、読書や書くことへの教えや学びにも考えるヒントを与えてくれた素晴らしい作品であることを本作から感じられました。


よろしければ、サポートお願い致します。 頂きましたサポート資金は、クリエイターとしての活動資金として使わさせて頂きます。これからも、宜しくお願い致します。