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[エッセイ]【‘‘葵’’】

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過ぎ去る日々に、何かを求めても、淀みなく流れる時は‘‘いつかのこと’’へと変わってゆくものだと感じた。
時間を経てからようやく気付くこともあるし、脳裏を掠めるだけもある。
移ろいでゆく、季節と人。
記憶の中へと流れ込むのは、不確かなものだけが残ってしまう。
文を綴ることで形象し離れることで、思いが芽生える。
なんで?と、輪郭から外れたものは問いになり、そうした問いを求めたり、知ることに努めようとする。
愛しさや哀しさも、日々に紡がれた一部分だと、そう感じる。
‘‘素晴らしい’’と、感じることを度々、考えるようになり、顕在するものに感動を覚えること、そうした積み重ねがあるからこそ、素晴らしいと思うんだと気付いた。


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記憶と思い出が溶け込み、写し出されるものは何かということを考えていた。
それは、記憶と思い出、濃淡というものは人それぞれ違うものだし違うからこそ個性というものが存在し、存在するから‘‘ぼくら’’の日常は輝きを増すものだとそう思った。

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