見出し画像

【‘‘2022年に読んだ下半期の本ベスト約10冊’’紹介】

まえがき

以前の記事では、【‘‘2022年に読んだ上半期の本ベスト約10冊’’】ということで、私が個人的に読み、面白かったと思った様々なジャンルの本を取り上げさせて頂きましたが、今回の記事も同様に下半期に読んで特に面白かった本を10冊厳選したので、ぜひこちらの記事でも紹介していきたいと思います。

【以前の記事まとめ】

1冊目

人生とは、常に不透明でありながら、暁海や櫂の生き方を通して感じさせるものが幾つもありました。
心の中には誰しも孤独や不安というものが寄り添っており、そういった空白を埋める為、人は必然的に愛を求めるものだと実感させられ、情愛の真髄をついた名作でした。

2冊目

文学系・書評系YouTuberとしてご活躍されている、スケザネさんのデビュー作『物語のカギ』では、文学や映画、アニメなどの膨大な作品を紐解き、物語の特性を通して、仕組みやメタファー、二項対立、批評理論、能動的な本の読み方などの解釈から、物語を読む上で必要なカギを知ることにより、物語を読み解く楽しさ、奥深さを学べる一冊となっています。

3冊目

孤独感というものは、現代人の私たちにとっては‘‘悪’’だとか、または‘‘マイナス’’のイメージとして根強いものがあります。
ですが、本書では孤独になることで、人生において何倍も楽しく充実することができ、孤独は成熟した人間だけが到達できる境地であることを解いています。
家族や友人、SNSでの繋がりにとって、孤独になることを敬遠する私たちに必要なこと、孤独の効用によって、いつからでも成長することが出来ることを学びました。

4冊目

一汁一菜とは、単なる「和食献立のすすめ」ではなく、一汁一菜という「システム」であり、「思想」、「美学」、日本人としての「生き方」として考えられます。
食事によって生きることというのは、家族や健康、日々の暮らし、心の充実、実現すべき仕事を支える要にもなってくるものとして捉えられます。
食を愛することから、私たちにとっての大切な食事、そして料理をすることの本質を本書から学び得ることはたくさんありました。

5冊目

食に対する意味や理由、本質を掘り下げることで見えてくるもの。
料理の出発点としては、「人はなぜ食さねばならぬか」という命題があります。食は、呼吸のようなものであり、同時に生命の仕組みでもあることは考えさせられるものがありました。
食することは、ごく当たり前のことのように感じられますが、そこに実存的な在り方や尊厳さを見出だすことにより、生命の美しさを痛感し、食や料理の大切さを改めて考えさせられました。

6冊目

探求型の学習において、教養をつける意味を理解する上で、より広い専門性に立ち、鳥瞰的、俯瞰的に捉える知識態度が求められる。
特に、リサーチの設定から、仮説の定立、実証、検討の過程からのプレゼンテーションまでの流れにより、学びの意義を理解出来る一冊でした。

7冊目

美化や成熟さ、生き甲斐などを一口に語ることは容易ではない。風雅を解する白洲先生の文体に触れる度に畏敬の念を抱かされる言葉の強さを痛感する。精彩を放つ言霊は、読み手の意識までに溶け込み合い、磐石の重みを持った素晴らしき感性に感嘆とする。

8冊目

超ミニマル主義というものは、禁欲主義ではなく、幸福主義という考え方である。
本書から学ぶべき、ミニマル主義の8ヶ条の教義から、ミニマル主義の核心とも呼べる、徹底した効率化、集中力、パフォーマンスの3つに欠かせないものそれこそが‘‘遊び心’’とも呼べます。
全てを最小限度にすることにより、心理的な余裕が生まれ、生産性が高まり人生を豊かにしてくれるミニマル主義の全技法はとても参考になり、勉強になりました。

9冊目

スケジュール管理、Todoリスト、タイムログ、締め切り設定などのテクニック、こうしたテクニックを駆使しても万人に効果がある時間術は未だに見つかってはいません。
だが、私たちが時間というものに縛られずに充実した一時を過ごすことが出来る唯一の方法があります。それこそが、‘‘時間感覚’’というものです。本書では、タイプ別のテストにより時間感覚を書きかえる方法により、時間術の概念を改めて考えさせられる新しいメソッドが紹介されており、大変勉強になりました。

10冊目

自分の文脈を描くこと、それは自分にあるものを見つけて磨いていくことでもあります。
芸術は、答えのないものであり、常に問いかけ続けなければいけないものがあります。
芸術とは何か、美術とは何かというものに触れると私たちは自ずと論理的な考えに縛られてしまうことがある。
そういったものを学ぶ上では、非常に優れた入門書と言ってもいい概説書でした。

よろしければ、サポートお願い致します。 頂きましたサポート資金は、クリエイターとしての活動資金として使わさせて頂きます。これからも、宜しくお願い致します。