こんにちは、あずろです。
今回はFaZe Clan所属のJarvis選手がFortniteから永久BANされた件について考察していきます。

経緯

FaZe Clanに所属するFortniteのプロ選手、Jarvisは11月3日、YouTubeに一本の動画を公開しました。

その内容は、Fortniteのゲームモード「ソロ」及び「クリエイティブ」において、サブアカウントを使いAIMボット（いわゆるオートエイムと呼ばれるチート）を使用した動画をアップしていたため、Fortniteから永久的にメインアカウントを停止（いわゆる永久垢BAN）されていることを公表するものでした。

その動画の中でJarvis選手は、AIMボットは面白い動画を作るために使ったと説明しています。

#FreeJarvis

この一件を受け、Twitterでは#FreeJarvisのタグが作られ、処分の軽減を求める声が挙げられています。

このタグを使ったツイートで言われている主な内容はこちらです。

①永久BANは重すぎるのではないか。

②ワールドカップ予選でチーミングした選手は2週間のBANで済んだのに、面白い動画のためにチートを行ったJarvisは永久BANなのはおかしいのではないか。

②の内容についての補足
4月27〜28日に実施された北米東部のワールドカップ予選第3週（ソロ）において、ワールドカップ出場権を獲得したXXiF選手にチーミングが発覚し、2週間のBAN処分を受けた。
しかしながら、BAN処分が明けた第8週（デュオ）において再び出場権を獲得した。
この件では違反行為を行った選手が同大会の決勝に出場することに対し、他の選手やコミュニティからも批判の声が上がった。

考察

先に結論を出しておきますが、妥当な処分であると思います。

Fortnite FAQに、以下の記述がなされています。

チート行為を行うプレイヤーは、Epic Gamesの製品全てにおいて永久にアクセス禁止となります。

Epic Gamesはこの記述の通り、処分を行ったにすぎません。

もちろん、前述の競技シーンにおける違反行為も悪質なものですが、今回の件と同列に扱うべきではないと思います。

また、今回の処分の軽減はまず無いと思います。

仮に処分の軽減を行ったとしたらそれはFortniteがチートに屈することを意味します。

更に言えば、有名選手だから許される、というのも競技シーンからみてもあってはならないことです。

https://www.afpbb.com/articles/-/3000007 より

かつて、陸上競技の男子100mで世界一を手にしたベン・ジョンソンもドーピング違反への厳正な処分を受け、最終的に実質的な永久追放になっています。

eスポーツの今後の発展を考えると、今回のEpicの判断は素晴らしいものだといえます。

まとめ

有名選手だから、悪意は無かったから、と言ってもチート行為には変わりありません。

今後事態が進展する可能性があるのでその際は加筆・修正していこうと思います。

追記
正式に永久BANが決定しました。