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【週刊フラワー】夏、少しでも草花を長持ちさせる4つの方法

今週も月曜日に市場に行ってきました。
外に立っているだけで汗がしたたるような暑さが続き、市場に並ぶお花もいつもとは顔ぶれが違います。人も心なしか少ないような。

花弁が柔らかい、普通の花や葉だとまずもってこの暑い日々には耐えられません・・・。常にクーラーがついている部屋なら別ですが。
そのため、今日は南国の草花ばかり買ってきました。(毎回アンスリウム買いすぎ)

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今日は、夏場に少しでも草花を長持ちさせる方法について書いてみます。
そもそも、なぜ夏場はこんなにも早く花が枯れてしまうのでしょうか。

花瓶や茎の切り口についた雑菌が、暑さのために増えやすい
→増えた雑菌が、茎のなかにある管をふさぐ
→管をふさがれるので、草花は水や栄養を吸い上げられない
→水や栄養がないので枯れる

上記のような理由です。
対策を4つご紹介しようと思います。
色々めんどくさいし難しそう・・・と思う方もいるかもしれません。
でも、手をかけてあげればあげるほど、元気に長持ちしてくれる植物を見るとかわいくて、こちらも元気になるはず・・・!ぜひご一読ください。

1.葉やつぼみを間引く
葉が多くつきすぎていると、その分、水を葉で分けあってしまうので、早く枯れてしまいます。そのため、葉を間引いてあげることは長持ちさせるのいに有効です。

ただ、葉を全部とってしまうと、今度は光合成ができません。
適度な枚数をとっておく必要があります。

↓左手は間引いた葉など。結構とります。

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2.花瓶に漂白剤や酢、延命剤を入れる
漂白剤、酢、延命剤はいずれも水の中の雑菌を抑える効果があります。
水を吸い上げる管がふさがれることがなくなり、長持ちさせることが出来ます。

漂白剤や酢は自宅にあるとおもいますので、気軽に使うことができますね。
あまり入れすぎず、数滴程度でOKです。
ただ、漂白剤は雑菌をおさえることはできますが、栄養は与えられません。
延命剤は抗菌剤にくわえ、栄養が入っているのでつぼみなどを咲かせる際に必要な栄養を与えることができます。安いので一家に一本あってもよいかもしれません。

我が家ではこちらを使用しています。

3.毎日水を換える。茎を切る。
これはもう、習慣化している方からすると当たり前かもしれませんが、逆に習慣化していない方からすると、毎日換えるなんて面倒くさい・・・!という感じかもしれません。
雑菌ができるだけ少ない状態にするために、こまめにお水をかえてあげましょう。朝起きて、すぐに家中の花瓶をキッチンや洗面所など、ひとところに集め、水を換えてやるとこちらまで良い気分になるのでぜひ・・・!

ちなみに、夏場は花瓶に入れる水の量は少なくしましょう。
水に浸かっている部分の茎が腐りやすくなるためです。水の量は花びんの底から5cm程度。

水を換えてやる際は、1cm以上茎を切ります。雑菌が繁殖しているであろう部分の茎・管を切ってやることで、茎から水を吸い上げやすくします。
あわせて、茎がヌメヌメしているときは雑菌が繁殖しているので洗ってあげましょう。

4.直射日光のあたる場所に置かない
当たり前ですが直射日光があたると、夏場は温度が急上昇してしまいます。
直射日光が当たる場所は避けましょう。
花屋はクーラーがガンガンにきいているとおり、花は涼しい場所を好みます。しかし、クーラーの風が直接あたるような場所はNG。
乾燥して傷んでしまいます。

この4つの対策を講じても、夏以外の季節に楽しむような可憐で繊細な花を、長持ちさせることはむずかしいです。夏は夏で、夏らしいお花を楽しみましょう!

↓今日お会いする方に持って行ったブーケ。

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↓こちらは洗面所に。

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↓こちらはお手洗いに。どちらもバジルの香りがさわやかに香ります。

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