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君に伝えたいことがある

12歳、君は今、自分の人生を創り始める時

母親である私は今、48歳だ。厚生労働省が算出している平均余命によれば、50歳の人の命の残り年数は平均で38年となっていた。まだ12歳の君とっては短く思えるかもしれない。
だけど「平均」は単なる目印だ。「平均」はどうあろうと、命の終わりは、人それぞれの毎日の積み重ねの先に、あるいは突然にやって来る。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life22/dl/life22-02.pdf

厚生労働省「令和4年簡易生命表の概況」より

君は12歳になった。「親の言うコトは面倒ばかり」「親が良いというモノは全然響かない」と感じるのではないか。「自分の気持ちは親に言ってもわからない」「自分の好きなものを親は理解できない」と思うようにもなるだろう。
私が12歳だった頃を思い返せば、父親の話には鬱陶しさしか感じておらず、何も頭に残っていない。思春期にちゃんと会話できなかったことを、今、私は寂しく思う。

そして、君の生きる世界の比重は”内>外”から”外>内”に確実に変化していく。それは親の目・親の手を離れて自立をするというステップだ。
自転車に乗り始めの時はケガをしやすかったと思う。この自立のステップで、君が心に傷を負うことはきっと多い。私は塗り薬になるような「ギュッ」や「言葉」をJust On Timeで繰り出したいと思っているけれど、その時それができるのは親の私ではないかもしれない。

話し言葉ではなく書き言葉で、今の言葉がいつか伝われば

だから、今、伝えたいことを、書き言葉として残していこうと思う。
それを目にするのが、まだ先であっても、その先の人生のどこかで、君の生きる力を少しでも支えるものになれたら最高だ。
とはいえ、作家でも研究者でも教育者でもない普通の会社員の私だ。以下のようなことを書いていこうと思う。

  • 自分の生き方を考えるのに役立った書き物(本・雑誌・記事など)

  • 自分の生活にワクワクや刺激をくれた表現物(アート・建築・映像など)

君がこれを読んで、私と会話した気分になったり、ちょっとでも関心が広がったりしたら嬉しいなぁ。テレビも楽しいが、テレビ以外にもいろんな楽しさがあることを知ってほしい。
そして、自分の生き方・生活を主体的に創る(人がつくった箱・道ではなく、自分で生き方の箱・道をつくるということ)人であってほしい。君の歩む道が明るく、君をいつも笑顔にするものでありますように。
それでは始めます。


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