見出し画像

ビジネスも沖縄の文化も両方大事に!!!

ハイタイ!阿波根あずさです。

今日は旧盆の最終日。ご先祖様をあの世へお見送りする日で、ウチナーグチ(沖縄の言葉)では「ウークイ」と言います。夕方頃、おばあの家に行って、ウートートーをしてきました。ちなみに、ウートートーは手を合わせるという意味です。

私は、ウートートーをする時には必ず2分〜3分時間をかけて、亡くなった曾おじいちゃん、曾おばあちゃんへの挨拶と自分の近況報告、決意表明をします。ご先祖様と向き合うための大切な時間なので、ここはでーじ意識しています。

今このnoteを書きながら、ちょうど幼い頃の自分を思い出しています。小学生の頃は、旧盆がちょっとした楽しみの1つでした。というのも、旧盆になると、おじいやおばあの家に親戚一同集まります。普段はなかなか会えない従姉妹と会えますし、そこで長い時間ゆんたく(お喋り)することがでーじ楽しかったからです。

しかし、年齢を重ねるごとに、旧盆などの行事があるごとに親戚の集まりに行くことが億劫になっている自分がいました。特に起業してからは、常に会社のことで頭がいっぱいなので、他のことを考える余裕がないんですよね。優先順位は、どうしても、会社がダントツ1番になってしまう。親戚とゆっくり話をすることや、ゆっくり食事を取ることが、少しストレスに感じてしまう時もありました。仕事柄、食事のスピードも早いですし、ビジネスで大事な決断をしなくてはならない場面も多いので、毎日の限られたエネルギーをここぞ!という時に使いたい。だから、時短できるところは、パパッと済ませてしまうんです。

今日も、おばあに「ご飯、食べていったらいいさ〜」と勧められたのですが「仕事があるから、すぐ帰ろうねぇ」と言って線香をあげ、すぐにウートートーをしました。例年通り、ご先祖様に挨拶をして、近況報告と今後の決意表明。
しかし、ウートートーする中で、ハッとしたんです。「こうやって、ご先祖様だけじゃなくて、今、自分の目の前にいる親戚とコミュニケーションをとることも大事だよな」と。
ビジネスは1人でできるものではありません。協力してくれる仲間や、応援してくれるサポーターが必要です。私の親戚も、仕事を応援してくれるサポーターです。ダイレクトに関わっていなかったとしても、こうやって応援してくれているからこそ活動できている。その現状にしっかりと感謝すべきだと猛省しました。

ウートートーをした後、ちょっとだけ親戚の皆とゆんたく。「今、大事な時期でさー」と仕事の話をすると、おじいもおばあも喜んでくれました。帰り際、「仕事がんばってね!」と嬉しい言葉もいただきました。いっぺーにふぇーでーびる(本当にありがとうございます)!

仕事は、でーじ大好き。そして、沖縄の文化も尊重する。その文化の中で生まれたビジネスやコミュニケーションがあったからこそ、私は今日まで生きてこられたわけですから、これからもこの大切な文化を継承するために、どちらか一方だけを選択するのではなく、両方を大切にすることが、ウチナーンチュ(沖縄の人)としてのあるべき姿ではないかと思いました。

最後まで読んでくれて、いっぺーにふぇーでーびたん!これからも、ゆたさるぐとぅうにげーさびら♪