ゼロからイチへの日誌【34】通し稽古

これは2024年4月27日に開幕する予定の朝ミュージカル東京の新作『ながめせしまに茶の湯でも』のクリエイター目線からの記録です。

ゼロからイチへの日誌【34】通し稽古

2024年4月25日

本番の会場「自由が丘プラス南口店」にて衣裳つき通し稽古が行われた。
朝の8:30から。
これが朝ミュだぁ。

今回から、客席内をキャストが練り歩くスタイルとなった。
朝ミュージカル東京の第1作目『僕と彼女と物憂げな傘』はコロナまだまだな2022年7月からリバイバル上演が始まったので、客席とアクティングエリアがハッキリ分かれていたのだが、
この第2作目『ながめせしまに茶の湯でも』からはお練りスタイルである。

きょうは音楽面のチェックの為に通し稽古見学に参加したわけだが、せっかくなのでキャストが練り歩く激近い席に座ってみた。

近い。

五感が普通の観劇と甚だしく違う。

猛者よ、どうぞここにお座りなさい。
「まきこまれ席」と「滝のうらがわ席」があるよ。

さて。
通し稽古のあとは返し稽古という名の歌稽古。
ミュージカルにおける歌は、芝居とダンスとガッツリ連動しているわけなので、
歌をブラッシュアップしようとすると芝居やダンスも必然と変わってくる。
ここの歌がよくなる要素は歌そのものじゃなくて芝居だったね、とか、ダンスだったね、とか往々にしてあることなのだ。
なのでこの時期の歌稽古とは、稽古期間初期の「椅子に座って音の確認」ではなく、「実際動きながら歌う」が多い。

しかし、「こうして欲しい」をちょっと伝えただけで、「ではやってみましょう」となったらすぐにそれが出来る面々が凄すぎる。

さて、初日まであと2日。





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