長女病〜人のことに口出ししすぎる〜


こんにちは。

これまで6つの長女病の特徴について書いてきましたが、
今回で長女病シリーズは最後となります。
それでは早速行きます〜

人のことに口出ししちゃうお節介お姉さん


お節介、世話焼き、過干渉、、ともいえますね。
良い言い方をすると面倒見がいいとか言われそうです。
もちろんそれも間違いではないです。

しかし、こんな傾向が強くないでしょうか?

他人のやる事を
・なんでも把握・確認したがる
・わかってない程で教える
・できない程で助言する
・できない程で手伝って全部やる
・自分の方ができるからという程で全部やる
・状況を十分確認せず指示する

これは長女病真っ只中だった過去の私だと
面倒見がいい、後輩思い、できる人、などと言ってほしいと思っていたでしょう。。

相手ができないかもしれない、困るかもしれない、可愛そう、
と心配になります。
私が手伝ってあげないとできないからやってあげたい、喜んでくれるはず!と思っています。
自分が忙しかったり大変な状況でも、相手を放って置けません。
相手に頼まれてないけどやります。

決して見返りが欲しいためにやってるつもりはありませんが、これが続くと
相手が感謝を示してくれない場合はだんだん不愉快に思います。
そこまで自覚はないこともあると思います。

なぜお節介になるのかというと、
お節介をすることで、自分が人の役に立っている、面倒を見てあげているという満足感もあります。
必要とされている、頼られている、私は重要な存在なんだと実感できるからです。

なので、なんでも口出しして放っておけなくなり、余計な仕事や面倒なことも引き受けることになったりします。
自分で自分を疲弊させてしまいますよね。

考えてみてください。
自分が本当に困っている時、悩んでいるときに助けてくれた人への感謝や信頼の気持ちが湧きませんか?
でも、自分が求めていない時に「悩みを聞いてアドバイスするよ」「大変だろうから助けてあげるよ」は、迷惑でしかなく、あまり感謝されないこともあります。

これもほとんど自覚なしです。
「なんで私ばっかり」
「なんでみんなできないんだろう」
「だから私がやらないと」
と、一見困っていそうで、実はこの状況が自己満足となっているのです。
なので自覚することは難しい人もいます。

自信と主体性を奪うお節介

後輩や部下などのフォロー、マネジメントは必要です。課題に対して、疑問に対しては親身に丁寧に対応します。
しかし、相手の状況に関係なく自分の思い込みや習慣で相手を手伝う、助言するのは相手の自信や主体性を奪います。
「信用されてないからいつも手伝われるのかな?」
「別に一人でできるけど、、やりたいならもうやってもらおう」
なんてことが積み重なり、自信がなくなっていき、主体的に動くこともなくなってきます。

以前の記事でも書いていますが、私はみんなが働きやすいように、仕事はできる人、早い人がやればいいと思っていました。
そのせいでマイナスなことが起こっているとは気づきませんでした。
マイナスなこととは、私の場合、自分のすべき仕事・したい仕事の時間を削っていて
注力すべきことにできなかったし、それに気づくこともできませんでした。
どれだけ時間と気力が無駄になったのかと今はとても残念な気持ちになります。。
また、他のスタッフがどこまでできるのか知らないままに進んでいました。
本当は、定期的に確認は必要ですが、求められていないことは言わないやらないでよかったのです。

そんな中、どうしようもなく忙しくなり、手が回らなくなってようやく人の分までやることをやめました。
というかできなくなったので勝手にそうなったというところです。

そして、自分のすべきことと任せることの線引きができるようになりました。

それは仕事だけでなく、感情も同じことです。
人との境界線を持っていないと、なんでも引きずり込まれ
腹が立ったり、悲しくなったり、関係ない人のことを嫌いになったり、仲間意識が芽生えたりします。(本当の仲間ではないのに)
さらに、このまま行くと過保護・過干渉な毒親になるところです。

線引きができるということは、自分を持つことです。
自分の軸があれば、人に構いすぎることはありません。

「疲れてない」「全然大丈夫」は嘘


私は、自分を俯瞰してみることでかなり改善しました。
助言をもらいながら、子供の頃から20年ぐらい引きずっていた長女病が、
思っていたより早く治癒してきています。

人のことに口出ししすぎることも同様に、自覚することから始まりました。自分の心の声を聞くことが大切
という言葉は、よく聞きますよね。

でも気づいてない時は、心の声とやらは分かりません。
心の声とは、おそらく普段の感情や思い込みの深層にあるものです。
表層は普段から人に見せている自分ですが、
深層は気づいている人といない人がいます。
ですので、人に言われてもそんなことない!と思います。
ですが、そんなことある場合もあるので人の話を聞きましょうね。笑
長女病の人は思い込みが強い傾向なので、悪く作用すると大変ですから、、

と言っても深層を考えるのは深掘りを繰り返す必要があります。
それも必要な作業ですが、日常的には自分を客観視することが一番です。

大体、長女病炸裂の時はそんなことは忘れていますが、、
はっ!客観視するの忘れてた!と気づくようになってきて、
だんだん自分のことがわかってきます。

「自分みたいな先輩、上司がいたら、、、
今日の私のあの言動って自分が部下だったら嫌かも。。」
「なんか頑張ってるけど疲れてきた、、いやつかれてるわけじゃない、こんなことで疲れてるなんてダメだ、、、いやいや疲れてるから!」
という具合です。笑


長女病の記事を書いて思ったこと


なんでもそうですが、まず現状の問題点が正確にわからないと、アプローチが変わってきますよね。
もし心当たりがあれば長女病疑いですので、参考にしていただければと思います。
さらに、愛着障害や心理学の本などを読み、それが自覚できればスタート地点としてはとても良い状態かも!と思います。
これまでの内容は、私の傾向の強弱もあり偏っている部分もあるかもしれません。
しかし、個人差はあれど根本的には同じような問題点を抱えているはず。
ということは解決策も同じような事を意識していただくことで何か変化が生まれるかもしれません。

また、ご自身が長女病ではなくても、周囲にこんな人がいる、という場合の理解にお役立て頂ければと思います!

長女病のまとめは以上です。
お読みいただきありがとうございました。

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