見出し画像

マニラ旅行記/カジノで金が7倍になってイントラムロスとジョリビーに行ったりした。

先に追記

(本日記は、2019年頃書いたやつの再掲です)マニラに行ったのは2019年。この4年間で世界はさらに変わった。改めて読み直すと、当時衝撃だったことも、「ふーん」「そらそやろ」と思う部分が多々である。しかしながら、それが誤りであったとしても、その後考え方が変わったとしても、記録に残さないと振り返ることやその差分を感じることができない。当時の貴重な感情だなぁ。自分のための日記を書き続けていきたいものですね。
ーーーーーーーーーーーー

マニラに行ってみたよ

マニラに行ってみた。
知り合いの富豪がいるから。

じゃないと選ぶはずのない旅行先だろ?
だって評判はすこぶる悪い。
治安面の悪評は然り、大した観光地もなく、旅行地候補として上がることはまずない。

フィリピンならばセブには2度行ったことがある。美しい海と物価の安さから、リゾートはとても楽しめたのだが、垣間見える貧困と混沌には目眩がした。

先進国の人間が、金をものに言わせて豪遊している姿を見て、この国の人たちはどう感じながら笑顔を向けてくれるのだろうか。うっかり想像力を働かせてしまうと、リゾートに陶酔できないのだ。

それゆえ、私のなかで「フィリピン」はあまり好きではない旅先として、思い出フォルダに格納されていた。


マニラの街中には降り立ったことがないものの、レッテルを張っていた。
セブからリゾートの楽しさを取った何もない何かだと。
そんな思いのまま、LCCで5時間。私はマニラに降り立った。

案の定空港に日本人の姿は少ない。
観光客自体少ないように感じる。

だが、熱気がすごい。比喩の意味と、マジな意味で。アジアの温風。
そして、若い。人の渦。若くて、多くて、勢いがある。

街中に移動する。

目的地はマカティという、富裕層の住む地域。空港からマカティに向かう間、道すがらの貧困は見えない。思ってたのと違う。
むしろ、綺麗、都会、まじで?

泊まったのは、外国人ばかりが住む超高級マンションだったので、マニラの実態とはさすがに乖離するだろう。ここは割愛する。

晩餐。グリーンベルトというショッピングモールに移動だ。いわゆる高級ショッピングモール。並ぶ店は、ハワイや銀座となんら変わりはない。高級店が並ぶ地域だから、当然治安は良い。今思うと、道に浮浪者もいなかった。通る人の身なりは美しく、ちょっと成金感がある人も散逸される。

トロピカルな高揚感が羨ましくなったっつーの

聞くと、ここを歩いてる時点でフィリピンでは超勝ち組。この地域の治安が悪いわけがない。とのこと。
日本料理は、とんかつとラーメンが人気。ラーメンはそもそも中華料理のように思うが、いつの間にか日本食として世界を席巻しているなぁ。

フィリピンでは、富裕層がどんどんと生まれ、超金持ちの数でいうと、日本をとっくに凌駕している。日本のイメージは、今や「オワコン」なんだとか。心がぎゅっとなる。

嗚呼、だって目の前にあるマニラの姿は、東京のそれより遥かに勢いがある。違う見方をすると、悲壮感がない。だろうか。

産まれたときからずっと、「日本は不景気だ」と刷り込まれてきた。
高齢者を肩に乗せてきた。わたしたちは、この若さと右肩あがりを、味わったことがない。

とはいえ自分の生きている半径50メートルでは、意外とみんな稼いでるように思うけど、むしろVCの金は余ってると思うんだけど、日本全体を見渡せば灰色だ。

だから、このトロピカルな高揚感が羨ましくなった。旅行者部外者じゃなく中の人として、この高揚感を感じたい。ここで、未来が明るい若者として産まれ、生きることはどれだけ楽しいだろう。希望に溢れた日々。コンプにも承認欲求にも苛まれない場所に努力を向けられる健全さ。

百聞は一見にしかず。この実情を目の当たりにできてよかった。味合わないと、気づけない熱気が見えた。

マニラ屈指の観光地、イントラムロスへ

ここからは実際に巡ったところを書いていくことにする。

フィリピンは、元々スペイン領だったという。
スペイン統治時代の空気を感じられる「イントラムロス」という遺跡に向かう。

イントラムロスは16世紀にスペイン人たちによって建てられた、フィリピンの首都マニラの最古の地区であり、パシッグ川南岸に位置する。その名称は直訳するとスペイン語で「壁の内側で」となり、壁で囲まれた都市または要塞を意味するほか、その厚く高い壁と堀とで囲まれた構造を言い表している。

Wikipediaより

イントラムロスは、スペインだった。
日本から5時間でスペインについた。
スペインに行ったことはない。

だけど、きっとスペインだった。

手作りの工芸品を作るお店へ。
真珠とか沢山ある。
ドライバーが、現地人がいた方が値切れるぜ!と笑顔で着いて来てくれるも、交渉時役立たず。全然値切れず。あの自信なに。うっかりさんが多いのもフィリピンの人の特徴らしい。最後道も間違えたしな!ご愛嬌。真珠とサンゴのピアス買った。ほんもんだと信じたい。救われたい。

イントラムロス周辺には、馬車がたくさんいますが、乗ってはいけません。観光客をカモにするボッタクリです。そういや日本の観光地にはこういう人いないね。観光地価格だとしても、人力車は全力でおもてなししてくれる。乗せたあとに価格を変えることもない。そういうとこ好きだよ日本。もし馬車乗ったら、ペソを持ってかれますから気をつけてくださいね。

ハンバーガーと米を合わせる迷店、ジョリビーへ

その後、フィリピン有数のB級グルメ、ジョリビーへ。ちなみに、すぐ近くのサン オウガスチン教会めっちゃいいらしいのに外観しか見てない。バカだ。ビジネスでマニラに引っ越してくるとあんま観光しないらしくて観光地把握していないらしい。オイー。ま、またマニラに行けばいいか。

ジョリビーは、マクドよりも大人気なファーストフード。
売りは、死んだ目ね。

全然可愛くないところが癖になるし、私のシンクロ具合も見てほしい。

フィリピン人は、ご飯大好き。チキン大好き。フライドチキンのお供にご飯。ハンバーガーのお供にご飯。セットでついてきます。おかずの概念が限界突破。お好み焼きとご飯を食べれる関西人にとっても、和洋折衷過ぎて厳しい。ケンタッキーのビスケットのようなコスプレをしているが、よく見てほしい、RICEと書いてある。

パスタは、ソフト麺だと思えば美味しいかな。ちびまる子ちゃんに出てきた給食のソフト麺。給食に出てきたことはないけど、多分そんな感じのやつ。

ご飯いうより、せっかく感および観光だと思ってジョリビってみてください。舐めてかかると、意外と美味しいから、極力舐めてかかって欲しい。ここで満腹にならぬほうが吉。現地ではマクドよりジョリビが人気だけど、ポテトだけはマクドの勝ち認識らしいよ。へー。

カジノでドーパミン療法

さてさて、次はメインイベントのカジノへいきますかね。

黄金なのよ。ファラオが現代に作った建造物なのよ。センスがファラオ。ピラミッドって古代のカジノなんじゃね?豪華ホテルでもあるオカダマニラ。プールとステージもセット。なんだか麻痺してきた。私も富豪だったっけ。

見たことないスロットにお金を投下してみる。

当たりましたーーーー。
どんちゃんバラバラ、コインがドバドバ!
ふぁーーーー!!
コインとアドレナリンドバドバひゃっはー。

快感がやっばーいです。
ギャンブル狂ってこういうかんじ?
夕飯に消えましたが、元値の7倍くらいになったんだ。

カジノォォ。完全に目がドルマークになってました。マニラはペソだけどね。

知ってるんだ。これで調子乗って、次来たときに多額のお金を失う仕様だって。ドーパミンぶしゃぶしゃで、ハマる人の気持ちも少しはわかった。ギラついた空間は好みではないので、はまらないけど。

本旅は2泊3日だったのだが、ちょうどよかった。これ以上長くてもやることなさそう。加えるなら離島アクティビティでもう一泊くらいかな。



飛行機で5時間、空港から街中はすぐだし、夕日はキレイだし、
悪名名高かったマニラ空港はキレイになってスタバもできてたし、
(以前トランジットで来たときは、どっよーんってしてて何もなかった)

みんなが楽しさに気づき出す前に、もう一回二回、ふらっとマニラしたいものです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?