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徒然日記

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イクサガミ

Xを覗いたら、

https://about.netflix.com/ja/news/last-samurai-standing-title-announcement

今村翔吾さんは、気になっている作家さんで、ちょうど『教養としての歴史小説』を読んでいるところだ。
『イクサガミ』は未読だが、こうなると一気に図書館の書架から消えてしまうかもしれない。
しかも、主演が岡田准一さんで、アクションプラン

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徒然日記

昨日、原稿を一本仕上げたことで、少し俯瞰して考える余裕ができた。
最近、とにかく案件をこなすことに執着しすぎていたような気がする。
文を書いていく途上、何かパーツを欠いたまま、無理やり機械を稼働しているような感覚もあった。
それが何なのか。今日一日考えてみた結果、「ストーリー性では」と思い至った。
とにかく、正確な情報を、読める形に並べ、整えなければ、と思いつつも、気がつけば情報を詰め込みすぎたり

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徒然日記~これまでに執筆した本と、これからの目標

用事があって出掛けた際に、アトレの中の書店に寄ってみたら、執筆協力した『名画best 100』が平積みされているのを発見。

私にとって、最初の紙の仕事だったこの本に関しては、もっと担当箇所を増やしたかった、など思うところもある。
が、最初に提示された時には、「宗教画、肖像画など、ジャンルごとのベスト10を10本分」だったのに対して、「ジャンルや時代に関係なく1位~100位にする」よう提案したのは

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テルマエ展へ行って考える

テルマエ展へ行って考える

今日は汐留ミュージアムの『テルマエ』展の内覧会へ。
古代ローマの生活文化を、「入浴」を中心に紹介していこう、というコンセプトで、漫画『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリさんも協力者として参加している。
以前、『ポンペイ』展を取材した時にも思ったが、約2000年の時間の隔たりがあるにも関わらず、古代ローマの生活と、現代の私たちの生活に、なんと共通項が多いことだろう。

その「共通項」の代表例が、「

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北欧に行きたい

北欧に行きたい

冬生まれではあるが、私は寒いのが苦手だ。
冷え性持ちでもあるから、手足の先が冷たくなりやすい。
東京生まれのためか、雪に子供の頃は憧れた。
が、寒さの厳しい場所に住むのはどうかとも思っていた。(正直、やっていけるのか、と)

だが、先日『北欧の神秘』展に行ったことで、にわかに北欧への憧れが私の中に燃え上がっている。
長く厳しい冬。しかし、それが終わった後に来る春は、どんなに感動的だろう。
そして、

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気になる作品~「画家ボナール ピエールとマルト」

気になる作品~「画家ボナール ピエールとマルト」

今年の秋に公開予定の映画『画家ボナール ピエールとマルト』が、今週末からのフランス映画祭で先行上映されるらしい。
ピエール・ボナールはナビ派の画家で、浮世絵をはじめ日本美術が大好きで、その平面的な表現を積極的に取り入れた事から「日本かぶれのナビ」と仲間内でもあだ名されていた人物である。
ナビ派時代は、渋めの色調だったが、南フランスに移ってからは、赤や黄色、オレンジなど暖色系を多く用いた明るい画面へ

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徒然日記~マティスの葛藤、私の葛藤

マティスが思ったよりも長くなりそうな予感がする。
彼が20歳の時に覚えた、絵を描くことを通して得られる「喜び」や「自由」に、何かシンパシーのようなものを感じてしまったからか。
70歳で、再び病気でベッドの上の生活を余儀なくされた時も、創作への意欲は衰えず、むしろより強まった。
しかし、体力の衰えは如何ともしがたく、以前のようには制作できない。
これは、かなり葛藤したと思う。そして、この葛藤からの出

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考えるな、感じろ~私のモットー

テコンドーを始めてからしばらくは、型や技を覚えること、それを間違えずに出すことで頭がいっぱいだった。
「練習中はいくら間違えても良いから、頭でごちゃごちゃ考えるな」
とは師範にもよく指摘された。
が、こちらとしては「無理な話」だった。
とにかく、師範の手本を再現しようとするも、何か違う。それが頭の中に渦を巻いて、体を重くする。そのせいで、また動きがぎこちないものになる。
師範からすれば、一つの動作

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浮世絵展の切り口

北斎、広重、歌麿、写楽、国芳、春信… …
浮世絵師のビッグネームといえば、こんなところだろうか。
浮世絵についての展覧会といえば、だいたい彼らの作品が集まる。
北斎の〈神奈川沖浪裏〉を、私はこれまで
いくつの展覧会で見てきただろう。

たが、絵師一~二人に焦点を当てたものにせよ、有名どころを集めた大規模なものにせよ、展覧会の主役となるのは、絵師であり、商品として完成され、江戸に流通していた彼らの

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『サンセバスチャンへようこそ』を見た話

ウディ・アレン『サンセバスチャンへようこそ』を観賞。
フェリーニやベルイマンなどの名と共に、彼らの作品へのオマージュを散りばめた作品、ということだが......見てない作品ばかりだ、と若干うちひしがれた。
主人公のモートとは逆に、私は古い映画を知らなすぎる。
映画を意識して見るようになったのは、本当にごく最近というのもあるかもしれない。
が、とにかく「経験不足」「足りない」という思いが、拭いがたい

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徒然日記~文体の話

展覧会用の原稿をやっていて、何となく文の調子が悪いような気がしていた。
書写で同じものをやっていると、どうも書き写しているものの影響が強く出やすい。特に最近は20枚シナリオの課題クリアに向け、シナリオの書き写しを多くやっていたのも原因だろうか?
そう思い、川端康成の『千羽鶴』の書写を始めた。
この人の文の書き出しの呼吸は、大体共通している。少し長めの文と、それより少し短い文、二つを組み合わせて冒頭

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徒然日記~生き続けるコンテンツ

創作物、そしてその作者の名が、同時代だけでなく、百年、二百年、と時を越えて残り続け、なおかつ人々から愛される、というのは奇跡に近い。
例えば、「歌川」と名のつく絵師といえば、広重や国芳の名が思い浮かぶだろう。
彼らの作品は、時間も国境も越えて愛され続け、その名は燦然と輝いている。
と言っても、彼らとて最初から順風満帆だったわけではあるまい。
特に広重は、下級とはいえ武家に生まれ、13歳で家長として

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2024年の目標

を書き出してみる。

・テコンドーで青帯をとる(~3月)
・シナリオ講座の課題シナリオ、残り17本をクリアする
・アウトプットに力を入れる
 Web記事の仕事だけではなく、noteでの発信に力を入れ、毎日更新をめざす
→そのために、決まった時間にnoteを開き、つぶやきでも何でも書く習慣を身につける
・自分の名前で本を出す(紙媒体か、Kindleで)
・年内のライティング収入で20万円以上を目指す

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徒然日記~窓、窓、窓……

ライターとして、自分の幅を広げたい。
書く物の質を底上げしたい。
そして、「面白い」という映画の仕事に近づきたい。

そんな動機から、シナリオセンターのワークショップを受け、勢いで8週間講座に申し込んだ。
8週間講座は、何だかんだで最後の一回を除いては毎週の課題を提出していた。
が、本科にあがって、書くべき枚数が20枚に増え、さらに「小道具」の括りができて、どうしたら良いのかわからなくなってしまっ

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