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1行日記を書こう

 とにかく1行で良いから書こう。

 肩に力を入れすぎるのは、トゥル(型)の練習においても指摘される私の悪い癖。

 あれを書きたい、と思い立つのは良いが、肩に力が入りすぎてかえって一字も書けていない。

 うまく育てれば記事として仕上がりそうなネタは、まるでミルクティーの底に沈むタピオカのようにいくつか転がっているのに。

 どれから手をつけたら良いかわからない。

 どう書いたら良いかわからない。

 言い訳ばかりを並べ、そのことに何よりいら立っている。


 とにかく力を抜こう。

 1行で良いから書く、のではなく、1行だけ書く、というルールを設定して見たら、何が起きるだろうか。

 1行。

 それ以上は書かない。

 今日は失敗したが、明日はどうか?

 1行におさまるように書く。

 それを唯一のルールとするゲームは、何をもたらすだろう。

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